
梅雨入り間近ですが、なかなか時間が取れずブログもアップできない今日この頃です。時間があまり無いので、本日は小ネタを一つ。最近、
欧州車の劣化が著しいと感じています。かつては、欧州車、とりわけドイツ車と言えば目に見えないところにお金をかけているのが当たり前で、いわゆる
バリューフォーマネーが極めて高い商品が非常に多く存在しました。VWゴルフやポルシェ911、メルセデスのSクラスなどは代表的なモデルかと思います。
それが昨今、明らかな
コストダウンの跡が見て取れるようになりました。私の所有するカイエンGTSも、以前もブログでアップしたこともありますが、ドライバーズシート裏のポケットが
バスか?と思わずツッコミを入れたくなるようなネットになっていたりします。乗り出し2000万円の車両でこれは…と。一方のトヨタ。GR86は本当に細かいところまで
良く作りこまれています。一昔前の国産車とは
隔世の感があります。たとえば、このタイトル写真。これはトランクリッドを開けたところを撮影したモノです。私の車両はリッジグリーンという特別色を纏っていますが、なんと、トランクを開けると中の
金属製のリンクパーツやボルトまですべて同色のグリーンに塗装され、さらに防錆加工までなされています。こういう普段目に見えないところまで時間と手間とお金を掛けている所に、今のトヨタの
本気度が伺えます。
世の中がEVに靡く中、唯我独尊のハイブリッド路線を突き進んで来たトヨタ。トランプ関税の逆風もありますが、それでも今や
世界一の自動車メーカーであることに変わりはなく、工業製品を扱うメーカーとしては
完熟期に入ったように見えます。こういうメーカーの経営状態が健全な時期に作られたクルマというのはやはり
価値があります。これからさらに気になるスポーツカーがいくつかトヨタから出て来る事が予想されていますので、しばらく目が離せません。個人的にはGR86の価格で、これだけ工業製品としてのクオリティが高く、かつ乗っても愉しいクルマは古今東西存在しないと思います。次点でマツダMX-5(日本名ロードスター)でしょうか?軒並み経営危機を迎えるドイツ車メーカーを尻目に、国産メーカーが
更に飛躍するのではないか、と期待しています^^。
Posted at 2025/06/09 08:52:27 | |
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