自作フルフラットベース⑮利用バリエーション確認
目的 |
チューニング・カスタム |
作業 |
DIY |
難易度 |
初級 |
作業時間 |
30分以内 |
1
部材がそろい片付け対策もほぼ済みましたので、そろそろ着陸態勢です。2年半かけてできたものを使ってのバリエーションを確認します。
どれも目標時間以下でセットアップできるため、30分以内としてあります。
2
余計な能書きですが、「軽規格のFRベース車で前後車軸内にほぼ縦置きエンジンを納めながら四座シートの全面フラットを可能にする」という神掛かったレイアウトを実現してくれたスズキ設計陣に深謝しつつ、二人車中泊が、簡単設置で快適にできるフルフラット下地を安価に作る、といういささか無茶な目標でした。まず、そのためのパターンです。
上板は使わず、基礎部材のみで作るベーシックなもの。
3
上にスペーサーのマットを敷いて、中で座れる居場所を確保します。
ただしジムニーでは上部空間が限られるため、快適性は期待薄です。
必ず始末が必要になる“匣”は、サイドテーブル上でチェストか物入れとして使い、基底材ハンドルや寝るときに不要なものなどをまとめます。慌ててしまい“匣”の向きが天地逆なのはご愛敬。
4
ベッドマットを敷くと、フロア面いっぱいに展開されます。
この場合の問題点は運転席側で、ハンドルが出ている分長さが確保できず、170cm以上の人はかなり窮屈と思われますが、ぎりぎり許容範囲でしょうか。
5
他のものをこの平面におく余地はありません。また天井に吊ったり挟んだりも頭上空間をさらに圧迫することにはなるものの、可能ではあります。
寝る時の頭はインパネ側になるでしょうから、ドアハンドルのRAMマウントが生きてきます。
6
片付けはこれだけの量ですので、前後席の間の窪みに置くことになるインフレータブルマットが加わっても、個人的には納得です。
なお荷崩れ防止のため、以降のどのパターンでも基底材の上に“匣”を載せるときは、コンプレッションベルトで縛ることになると思います。
次に、ソロのケースです。
7
助手席側が長くとれるので、そちらで寝るパターンです。右半分は生活区画として、上板三枚をあわせて使用しアームレストは使いません。センターパネルができた関係で、このほうがスッキリして、狭いジムニーでは空間的に有益だと考えなおしました。
8
その場合はダイソーの45cmマット4枚を追加します。ちなみに家で使っているものなので、追加費用はありません。
やはり天井は気になるものの、一人であれば、カプセルホテル以上の十分なスペースです。
9
収納例です。いくつかのパターンが考えられますが、なるべくフラットになるようにした場合です。基本すべて水平なので、ほかの荷物との兼ね合いで置くことになるでしょう。リアの上板は敷いたままのほうが水平を保てて最も効率的なはずです。一人だとベッド用マットなども半分ですみますので、案外、荷は増えないだろうと思いました。
10
この変形で、運転席のみ使わないスタイルです。アームレストを残すと、マットはかなり窮屈です。この状態でセンターパネルは使えませんが、そのかわりベッドマットを仕舞えば出先での撤収が要らず、このまま運転可能です。
せっかくなので、運転席後方に上板を残しています。ホント云うと前席と荷室の間の隙間があってもよければ、上のマットを含め不要です。見ての通り、一段下にもマットがありますので(σ・з・`)。
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アームレストを運転席などに撤去したパターンです。マットへの負担が小さく、実際に使用するパターンはこちらだと思います。ただしセンターパネルがないぶん、シフトレバー周辺の安定は劣ります。
この場合は頭は荷室側で“匣”は右に移動かもしれません。
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運転席部分の上板と基底材の片割れが不要で、荷物は大きく減ります。割り切って荷室の上板とマットをやめれば、もっと少なくなります。
助手席はこのままで帰宅です。一人の場合はこのパターンがベストでしょう。
このほか上板を全部使う日帰りパターンもあります。センターパネル周りが変わるだけで、基本的な部分はほぼ⑦でご紹介していますので割愛します。
13
市販品ほどコンパクトにはできないかもしれません。それでもシートにぴったりフィットして、フロント回りの安定感は優れているのではと自負しているところ。見ていただいたようにバリエーションもいろいろありますし、個人的には頑張った甲斐があったと思っています。
さて、長かったオハナシもいよいよ締めくくりです。⑯は、以前作ったテーブルと合わせての利用や費用・設置時間に重さなど、一連の作業を総括します。
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