2020年09月30日
点火プラグノイズについて。
こんにちは。
点火プラグノイズについて経験談をお話しますね。
今となっては高性能、高耐久性の点火プラグの出現で、殆どメンテナンスフリーとなっていますね。
私が若いころは、ディストレビューター点火、キャブレター燃料噴射が、まだ主流だったので、点火プラグのお世話を時々してあげないと、車が機嫌を損ねてました。
丁度、この頃に抵抗入りプラグが登場して来た時代で、「何で損失になる抵抗を入れるんだ?」と理由も判らず、疑問に思っていました。
若い頃は4輪車よりも2輪車の方に夢中で、ヤマハのRZ-350を自力でハードチューニングして乗っていました。毎晩、仕事が終わった後、棒やすりと紙やすりでポート研磨した記憶が懐かしいです。13,500rpmまで回るエンジンに仕立て、ピークパワーバンドは、8,500~12,500rpmくらいだったと記憶しています。このパワーバンド以下は原付に匹敵するかと思う程、パワーがありませんでした。反面、ピークパワーバンドではフロントタイヤを軽く持ち上げて加速してくれるパワーでした。
当然、点火プラグはノーマルでは熱価が足らず、当時のレーシングプラグであった、Vプラグを使用、熱価は9番くらいだったと記憶してます。
チューニングのネタも尽きて来たので、抵抗入りプラグのことが気になり、プラグキャップの抵抗を測定したら、10kΩ抵抗が挿入されていることが判りました。
「こんな損失はいらない!」と言うことで、抵抗の代わりに金属片を挿入しました。「これで前よりも強い火花が飛ぶだろう!」と考えました。
エンジンを始動すると、家族から「テレビが映らないよ?ちょっと見て頂戴!」と言われ、エンジンを切って戻ると映っているではないですか!!!
当時、違法無線が多く、「トラックの無線じゃないの?」とか言って戻り、エンジンを再始動! 再度、家族からクレームが・・・?
「ん~?、俺か?」と思い、エンジンを始動したまま自宅に戻ると画面には、大雪が降っており、音声もノイズだらけでした。当時はアナログ放送なので、かろうじて映像が映っている状態でした。現在のデジタル放送では、「受信出来ません!」と表示されるだけかと思います。
「あっ、俺か!」と思ったけど、自己中心的な私は「チューニングの方が大切!」と戻しませんでした。電波障害を受けた方にお詫び申し上げます。
現在の車で、これだけの不要電波を放射したら、間違いなく、コントロールユニットは誤作動する可能性がありますので、抵抗なしのレーシングプラグを使用しない方が賢明です。
現在の点火システムは、ダイレクト・イグニッション・コイルなので、昔ほど不要電波は出さないと思いますが、レーシングプラグでは増加することは間違いありません・・・。
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Posted at
2020/09/30 14:21:42
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