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イイね!
2021年05月03日

オペアンプ・草レース(音質比較)開催!

こんにちは。

先日、オペアンプ・グランプリ(音質比較)は中止決定してしまいました。
オペアンプ・ファンをがっかりさせてしまったので、ローカル・オペアンプによる草レースを開催してみました。

1号車:NJM4558DD、2号車:NJM4580DD、3号車:HA17904、4号車:OPA2134(F1クラス)です。

ハードウェア、視聴するCDは前回と同様です。

さあ、草レースの開始です。
コース案内として、F1クラスのOPA2134が先導します。
青シグナルと共に飛び出したのが、2号車のNJM4580DDです。何と先導車のOPA2134に引けを取らないスタートダッシュです。
続いては1号車のNJM4558DDですが、負けずと3号車のHA17904が続きます。
アップダウンの厳しいコースでのデットヒートの結果、第1位は先導車のOPA2134とNJM4580DDが同時にチェッカーフラグです。第2位はNJM4558DD、第3位はHA17904でした。

NJM4558DDとHA17904は、低音から中音までF1クラスに引けを取らない音質ですが、ちょっと高音領域が足らないように感じました。NJM4558DDは微妙です・・・。

この草レースの結果より、じじいは自分の耳を疑い、発振器を使って聴覚検査してみました。その結果、右耳:13.0kHz、左耳:13.3kHzまでしか聞こえないことが判明しました。まっ、20歳の時には16kHzまでだったので、加齢と共に若干低下したようです。

これらのオペアンプのスルーレートを調べてみました。
・1号車:NJM4558DD=1V/us
・2号車:NJM4580DD=5V/us
・3号車:HA17904=0.2V/us
・4号車:OPA2134=20V/us
案の定の結果でした。じじいの耳は、まだまだ健在です!!!

この特性はオペアンプの反応速度を示す指標であり、1us(0.000001秒)で変化出来る電圧値です。20KHzの1周期は50usであり、この特性に関与する時間は約1/4の12.5usになります。
この時間で何Vまで変化することが出来るのか逆算すると、
・1号車:NJM4558DD=1V/us*12.5us=12.5V
・2号車:NJM4580DD=5V/us*12.5us=62.5V
・3号車:HA17904=0.2V/us*12.5us=2.5V
・4号車:OPA2134=20V/us*12.5V=250V
となり、電圧値が高い程、高周波まで再生出来るのです。

じじい程度の聴覚周波数範囲では、HA17904は明確に高音領域が劣っているのは判りますが、NJM4558DDは若干劣っているように聞き取れる程度でした。
20kHzまで聞こえる方なら、NJM4558DDも明確に高音領域が劣っているのが判るかと思います。
但し、この結果はオペアンプのダイナミックレンジ(±12V)をフルスイングさせた時の結果なので、出力レベルが小さいと信号が追従して判別できないかも知れません。じじいのアンプはスルーレートの比較が出来るように考慮した設計なんですね。

じじい程度の耳なら、NJM4580DDで十分だと感じました。

コウモリさんのような聴覚を持っていない限り、超音波領域の聞き分けは難しいと思いますね。でも、聞こえたとしても人間には「うざい音」だと思いますが・・・。

高性能なオペアンプを搭載していれば、何の問題もないので、お財布が許す範囲で決めれば良いかと考えます。

高ゲインを稼ごうとすると、入力バイアス電流と入力オフセット電圧による出力オフセット電圧の問題が発生するのでFET入力、低入力オフセット電圧のオペアンプが使いやすいかと思いますよ。でも、これらの特性が良いものは高額なのが事実!

いや〜、モヤモヤがスッキリしました‼️

では、また。

p.s
オペアンプ設計技術者の努力により、入力信号を忠実に増幅する限界に到達していると思います。歪まないと言っても過言ではないと思います!
この歪まないオペアンプの音を人間の耳で判別出来る訳がありませんよね?
高性能オペアンプの音質が変化するなんて考えられません・・・。
例えば、高音に艶を出すX次高調波は強調して、その他の有害な高調波を減衰した特性であるとか言うのでしたら話は別ですが・・・、そのようなオペアンプがあるなんて聞いたことがありません。

I/V変換で評価されている方が多いですが、この部分にバイポーラのオペアンプを使うなんて・・・、入力バイアス電流の影響で正確な電圧信号に変換されませんよね~。

いずれにしても最新オペアンプは色々な特性が改善されているから使いやすくなっているので採用した方が良いと思います。
昔なんて、「ボルテージホロワ=発振」で悩まされましたが、昨今は技術進歩で安心して使えるようになりました。

前後のブログを見て頂ければ判りますが、評価したハードウェア、状態の詳細を記載していますので、ご参考にして下さい。

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Posted at 2021/05/03 16:36:49

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