2020年09月29日
こんにちは。
自動車ハーネスについて考察してみました。
自動車ハーネスは車種によって異なりますが、50kgくらい総重量があるそうです。すごい重量ですね!
自動車メーカーは、このハーネスについてもコストダウンを検討されていると思います。通信を多用しての本数削減、必要最低限の線径採用など。
また、組み立て時の生産性、生産コストを抑えるため、同じ方向に行くハーネスは束ねます。こうしたコストダウンの努力のお蔭で安く、良い車に乗れるで致し方ないことですが・・・。
電気屋の私は、必要最低限の線径採用とハーネスが束ねられるのが嫌いです。
特にハーネスが束ねられることが嫌いであり、この配線状態を下記のように比喩します。
・自転車:センサ信号、スイッチ信号など
・モトGP車(2輪車):通信信号など
・4輪車:ソレノイド駆動信号や小型モータ駆動信号など
・F1カー:点火系信号など
・GTカー:インジェクタ系信号など
・大型トラック:パワステ駆動電源など
・大型ダンプ:オルタネータ系電源など
これらの車両が、車線で分けられた同一道路を走行している状態を想像してみて下さい。道路の途中にはいくつもの立体交差があり、隣合う車両は変化します。
自転車以外の車両から、「騒音」「振動」「風圧」が発生しますよね。これがノイズと考えて下さい。
自分が自転車に乗っているとしたら、このノイズで恐怖を感じると思います。あまりの恐怖で転倒してしまうかも知れません。
自動車のハーネスはこんな状態なんです。
さすがに大型ダンプは砂利をまき散らすので、他の車両が居ない産業道路を走ってもらっていますが・・・。
電気屋の私は、以下のように考えます。
・F1カー、GTカー:専用サーキットへ移動してもらいます。
・大型トラック、4輪車:一般公道へ移動してもらいます。
・モトGP車:専用サーキットへ移動してもらいます。
・自転車:自転車専用道路へ移動してもらいます。
こうすることで、安全、快適に走行することが出来ますよね。
要は、ハーネスは全体で束ねず、種別毎に束ねたいと言うことです。
こうすることでハーネスに結合、誘導するノイズを軽減出来るからです。
また、線径が細いのを嫌うのは、インピーダンスが高くなるからです。
実施してみたいけど、車検時に整備不良になってしまうので出来ませんね。
残念です。
Posted at 2020/09/29 16:03:55 | |
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