フォレスター(SK9)のプラグ交換
目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
初級 |
作業時間 |
30分以内 |
1
フォレスターのプラグは10万㎞交換推奨。現在13万キロですが、特に異常は感じないものの、交換作業を行う事に。
ところが、言わずと知れたボクサーエンジンのプラグ交換は至難の業。
取りあえずグーグルで検索を掛けるものの、DIYでの交換作業に関する記事は皆無。
それだけ交換作業が難しい事の証しなのかも。
取りあえず、手探りでやってみることに。
2
まずは比較的クリアランスの取れている運転席側から。まだこちらの方は手が入りやすい。
とはいえ、エアクリーナーとそのダクトが邪魔で、とても作業がおぼつかない。
ディーラーに事前に聞いていた情報では、「メカニックの方は、エアクリもダクトも、反対側の方のバッテリーも外さず、通常工具でやっています」との事だったが、どう考えても嫌がらせで言ってるとしか思えない。(笑)
取りあえず、エアクリとダクトを外して、作業スペースを確保すると、格段に作業ペースが上がる。
3
当然ながらエンジン本体の横に、二つのプラグが入っている。
イグニッションコイルは10mmのボルトで留められており、まずはこのボルトをボックスレンチで外す。
外す時はマイナスドライバーで少しこじるようにするとすっと外れますが、あんまりおすすめはしません。できる限り、手でまっすぐ抜く方がいいのは当然ですが、これが、手が入らず力がうまく入らないので、ついついドライバーのお出ましとなってしまう。
4
イグニッションコイルを外し、ようやくプラグレンチの登場。
14mmのソケットをラチェットにはめただけでは届かないので、エクステンションバーをはめて距離を合わすも、これが中々しっくりくる組み合わせにならない。ありとあらゆるレンチとエクステンションバーを組み合わせて、ようやくプラグの取り外し。
当然、プラグが緩むと横に飛び出してくるが、エンジンとボディの隙間は10㎝もないぐらい。レンチからエクステンションバーを外すのも一苦労。
マイナスドライバーで隙間に差し込み、こじってレンチから外す。
その後、エクステンションバーと14mmのソケットを同じように外すと、当然プラグはエンジン側に入ったまんま。さてそれをどう取り出すか。
5
先の曲がった長めのラジオペンチがあればいいんですが、あいにく持ち合わせは先が短く届かない。あれこれ考えたあげく、六角レンチの短い方の先に極小のネオジム磁石を接着し、それでひっつけて取り出す作戦がばっちり。
ただし、万が一磁石が外れて中に残った場合は目も当てられないので注意が必要。
それより、磁力のついたプラグソケットを使う方が安全です。
あと、ラチェットレンチは、首が振れるタイプでないとまず無理です。
6
外したプラグを点検しましたが、まだまだ使えそう。ただ、10万㎞前後で不具合の報告もあるので、やはり交換は必須です。
規定のトルクでプラグを締め、外した時の逆の作業でまたもやあれこれ工具を使い回して、何とか運転席側のプラグ交換は終了。ここまでの作業時間は二時間ほど。
7
さて、鬼門の助手席側。(笑)
なにせ、バッテリーとバッテリーから伸びるケーブルが邪魔をして、まったく手を入れるスペースがない。
本当にディーラーのメカニックはバッテリーを外さず、どうやってプラグ交換をしてるのか、全く考えられない。
悩んだあげく、やはりバッテリーを外すことに。
8
ただし、最近の車は学習機能があって、乗り手の癖や、地域の状況(坂の多い地域か、平坦か)によって、より運転しやすいよう蓄積されるようになっている。
バッテリーを外すとリセットされてしまうので、もう一台の車からバッテリーケーブルをつないで電源を供給しながらバッテリーを外す。
バッテリーを外すと、思ったよりスペースが確保出来て、車の前面側のプラグは思ったよりスムーズに外す事が出来る。とはいえ、レンチのエクステンションバーや、様々な道具を使っての作業は運転席側と同じ。(泣)
問題はその後ろ側のプラグ。
プラグと車体とのクリアランスが最も狭く、バッテリーからのケーブルも邪魔をしていて、イグニッションコイルを留めているボルトさえも外すのに苦労する。
何とかボルトを外し、イグニッションコイルをはずそうとするが、どうやっても外れない。ケーブルが短く、引き抜く側のクリアランスが狭すぎで、どう考えても抜ける気がしない。
30分ほど格闘して、あきらめディーラーに聞いてみると、「イグニッションコイルのコネクターを外しば外れます」とのこと。
まさかイグニッションコイルが外れるとは考えていなかったので、ケーブルの根元の金具を外し、引っ張ると簡単に抜ける。そのままイグニッションコイルを180度回転させて、上側に抜くとするっと外れる。結局、この部分だけで1時間を要する。
9
プラグレンチを入れる角度や、エクステンションバーのサイズなどを交換して、プラグを交換して、イグニッションコイルをはめ、バッテリーを元に戻して何とか完了。
エンジン始動も問題なく、無事作業は終了。
結局作業時間は5時間弱ほど。
なんせ、試行錯誤しながらなので、これぐらいは仕方ない。ただ、手順を覚えれば3時間ぐらいで行けそう。
とはいえ、ディーラーに頼めば2時間ほどの作業で、プラグ込み2万円弱。
これなら、頼んだ方がいいかも。(笑)
おそらく、25万キロぐらいまでは交換不要だが、出来ればもうやりたくないなぁ。(笑)
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