前編 アルファード20系ハイブリッド フロントサスペンション取り外し 交換
目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
中級 |
作業時間 |
12時間以内 |
1
昨日、運転席側フロントのショックアブソーバーの交換が終わりました。
結論から雪国などに住んでいる方は、無難に業者さんに依頼したほうが良いほど錆が酷くて大変な作業です。
または奮発してスプリングも専用のが初めから組み込まれているショックアブソーバーをおすすめします。
純正スプリングの圧縮が思いのほか大変だったので。
私は、スプリングの圧縮に成功するのに3時間ほどかかっています。
ジャッキアップ必須の作業工程となります。
締付トルクはディーラー整備書類をいただいたのでそれを参考にしています。
カウルトップ本体を、取り外さなくとも作業できるらしいのですが素人は無難に外した方が良いかと思います。
外し方はこちら。
アルファード20 ハイブリッド カウルトップ&ワイパーモーター&ワイパーアーム 取り外し
https://minkara.carview.co.jp/userid/3299764/car/3006838/6452983/note.aspx
2
赤丸やばいです。
鉄パイプ買っちゃいました。
人の手では回らないです。
赤丸はフロントショックアブソーバーをステアリングナックルに固定する22mmボルトとナットが2カ所で固定されていますが、締付トルクが人生で経験したことが無い強大なトルク240N.m (2447kgf・cm)で固定されています。
緑丸はブレーキホースを固定している14mmボルトです。
紫矢印はABSケーブルを固定しているクリップです。
最後の黄色丸が17mmフロントスタビライザリンクとなり、これらをすべて取り外していきます。
3
サビでどれも固いです。
ブレーキとABSを固定している14mmボルトすら回りません。
「PWT スピンナハンドル 1/2インチ(12.7mm) 460mm」を使ってやっと取り外せます。
クリップは手で取るには意外とキツいので、クリップ剥がしツールを使う方が楽だと思います。
ブレーキホースとABSケーブルを固定している金具は複雑な組み合わせなので取り外しながら仕組みを覚えておいてください。
4
ここもサビだらけで、空転してしまいまともに外れません。
メーカーも対策済みらしく、六角レンチが入る穴が用意されていたので何とか外すことに成功です。
ナットを取り外せても、おそらくはショックアブソーバーにテンションがかかっているとフロントスタビライザリンクが外れないと思うので、
ジャッキアップをうまくブレーキローターに当てて軽く持ち上げると外れます。
フロントスタビライザリンク
トルク:74N.m(755kgf・cm)
5
問題の22mmボルトとナットに取りかかります。
この日のために(KTC) 超ロングストレートメガネレンチ M160-22X24 を購入していましたが、刃が立ちません。
正攻法では回らないと悟ったので、最寄りのホームセンターへ急行して直径42.7mm×1mの鉄パイプを買ってきて、ロングレンチにかぶせて回すとやっと緩み始めます。
ナットとボルト2個でフロントショックアブソーバW/コイルスプリングをステアリング ナックルに取り付ける。
トルク: 240N.m (2447kgf・cm)
6
緩みはしましたが、手でナットが回らないので最後まで二つのレンチを使っての取り外しです。
電動工具があった方が楽かもしれません。
ボルトは例のごとくショックアブソーバーからテンションがかかって普通は抜けませんので、フロアジャッキで持ち上げてテンションを抜くと外れます。
錆とスケールが酷いです。
スケールはわかりませんがサビ落としには効果がありそうな薬剤を事前に仕入れたので、清掃開始です。
何度か洗浄と薬剤添付を繰り返したので、組み込むときには最後まで手でナットが回って入ったので、効果があった感じです。
7
忘れていました。
先にエンジンルームにあるここのネジを緩めたほうが、足元のボトルを外すときに楽です。
あくまでもある程度緩めるだけなので、特に緑丸のナットはスプリングの強力なテンションを一つで支えているような物なので、緩めすぎには注意してください。
赤いパーツは後付けのフロントタワーバーです。
青丸:アッパーマウントに固定されたナット
ナット3個、フロントショックアブソーバW/コイルスプリング
トルク:50N.m (510kgf・cm)
緑丸:ショックアブソーバー本体に固定された再利用不可のナット
フロントサポートトゥーフロントショックアブソーバーナット
トルク:47N・m (479kgf・cm)
8
いきなり交換取り付け後の写真です。
初めてと言うこともあり、ここまで来るのに7時間かかっています。
取り外しも大変でしたが、一番大変で泣きを見たのが純正スプリングの圧縮です。ここだけで3時間も費やしたのでそこら辺は次回の整備手帳で紹介できたらなと思います。
交換してわかったことは、カヤバのNEW SR SPECIALを使って交換するときはとんでもない手間暇がかかるので、素人は無難に業者に頼むかスプリングなど一式がセットになった少しお高いショックアブソーバーを使って交換された方がトータル的な出費と時間でお得だと感じます。
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