
都心-個人店-高くて美味い
郊外-チェーン店-安くてそれなり。
これがまぁ、飲食店の基本だと思うのだが、
たまにこの法則から反するお店が存在する。
それがまぁ、今回ご紹介する「かに政宗」である。
カニと政宗の間にどんな関係があるとか考えてはならない。
宮城が誇る土着ローカルレストラン「まるまつ」を擁するカルラグループのカニレストランである。
ちなみにカニに特化したローカルレストランというと、福島のフラミンゴがいるメヒコなんかも有名である。ちょっと何言ってんのかわからんと思うが正常である。
(まぁ、宮城からはなくなったけどなメヒコ)
で。このかに政宗。図式で言うと
郊外-チェーン店-安くはない-不味くはない という謎の店なのだが、
東日本大震災で全壊したにも関わらず速攻建て直されたところを見ると
需要がちゃんとあるのかもしれない。
〇 というわけで、カニを食べてきた。
かに政宗の主力はランチ営業だと思うのだが、夜もそれなりに入ってるように見える。地方都市の郊外で客単価1万円とかお前冗談言ってんのかって思ってたが、まぁ、そんなに悪くはない。インフレが進み、「ああ、カニもこの値段かぁ」という共通認識があること。あとはまぁ、5000円で焼肉食べ放題? だったら7000円くらいでカニ食おうぜっていう需要が確実にある。
歳をとるとわかるが、かにすき(今回はかにしゃぶだが鍋になるのは変わらん)は完ぺきな料理である。高齢者にとって貴重なたんぱく質を取り、野菜を取り、おじやで〆る。すげえなカニ。
〇 意外と都心に出るのってしんどい。
同じ金だすんならもうちょい足して広瀬通に出て「札幌かに本家」の方が美味いんじゃねえのかって思わなくもないが、なんというか、かんというか。
「わりと、都心に出るってしんどい」のだ。飯ごときで行きたくないというか。
まして今回は子連れである。金を出したのは高齢の両親である。
郊外の単価高めのファミレスって需要あるんやな。退潮してるとはいえロイホもこの部類か。
〇 家でつくるのもめんどい。
かにと野菜をぶっこむだけなので、おうちでもできるんだよなかにすき。というかかに鍋。ただまぁ、そう思ってスーパーでかにを見るとまぁ、わりとお高い。
あと単純に片づけがめんどい。
〇 まぁ。
なんとなく。学生時代を思い出していた。
FTOに5人乗り込み、山奥にある「メイン一品頼めばビッフェ食べ放題」のお店に繰り出していた気がする。当時はチキンステーキの一番安い奴たのむと800円くらいだったかなぁ。
そのころから郊外にあるちょっと単価高めの店とか誰が使うんだって思ってたんだけどさ。ああ、僕がその立場になったのかと。
世の中にある理解の及ばないものというのは、僕がその顧客でないだけ。という認識は大切にしていきたい。
追記。かに政宗さん、ランチ単価は1500円くらいなのでおばちゃん達にめっちゃ人気。
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Posted at
2025/03/31 07:04:55