おはようございます😃どぅりんりです!
今回は興味深いデータがまた出てきたのでご紹介します。
パンデミックから9ヶ月余り、公共交通機関や飲食店など多くの分野で経済的打撃を受けています。なかでも銀行や航空会社は特典カード離れを食い止めようと奔走しています。銀行や航空会社は長年多額の出費をする顧客を取り込もうとカードを提供してきました。座席のアップグレードや空港ラウンジの利用といった特典はコロナでほぼ無用となっているのです。
カード会社は通常、航空会社カードの支出額を公表していません。しかし、VISAの7-9月期(第3四半期)で旅行支出額は前年比70%減少、アメリカンエキスプレスでは69%減少と公表しました。
パンデミックと景気低迷を受けて、総じてクレジットカードの利用は減っています。新たな負債を避けようと、デビッドカードの利用者は増加傾向です。
航空会社クレジットカードの更新時期が到来するにつれ、高額な年会費が更新に値するかを検討し直す人が増えています。もちろんそのまま持ち続ける方もいる一方で、もっと特典の少ないカードに格下げするひとも出てきており、航空会社やカード発行会社は、個人旅行はいずれ元通りになると見ているようですが、出張旅行は完全には回復しない可能性を懸念しています。
一部銀行は年会費が不要な航空会社カードの発行を開始するなど、加入特典を拡大しています。調査会社コンペティスキャンによると、第3四半期の電子メールやダイレクトメールで送られた航空会社カードの勧誘では、加入時のボーナスマイルまたはポイントが平均5万前後と前年比53%増えています。
マイレージポイントを稼ぎやすくして、ステータスの維持や特典が引き続き受けられるよう配慮しているほか、報酬プログラムと言われる旅行分野での支出では追加ポイントを付与するなどしています。
航空会社と発行会社は相互依存の関係があります。カード発行会社は、旅行支出の減少の一部は、食品やリフォーム製品など、他のカテゴリーの支出で相殺されると話しています。航空会社はカード支出の減少は航空券販売全体の落ち込みにくらべればはるかに小さいでしょう。
しかし、事態は航空会社のほうが深刻です。今年500億ドル相当の支援をうけた航空業界は低迷が続く旅行業界に依存しています。
また、銀行にとって航空会社カードは裕福なカード保有者に接触し、他のサービスを売り込んだり、年会費の高いプログラムに加入してもらったりする重要な手段の一つになっています。例えば航空会社カードがカード事業の大きな部分を占めている場合もあります。アメックスは昨年末、事業の20%をデルタ航空カードが占めていました。
航空会社はマイルを銀行に販売して収入を得ており、銀行はそのマイルを顧客に特典として提供しています。航空会社は手数料収入の一部も受け取っているのです。
切っても切れない関係の両社ですが、この環境の見通しを正確に予測するため、多くのツールや労力を導入しています。
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Posted at
2021/01/05 08:55:58