先日のブログで「トゥインゴをローダウンしたくなるけど自粛する」と書きました。その件です。
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タグの打ち間違いじゃありません
不等号の「 < 」の上半分がサスペンションのアッパーアーム、下半分がロアアームだと思って下さい。
そして「 || 」がタイヤを示すイラストです。
通常ロアアームはタイヤに向かって下がっていく角度で取り付けられていますね。
この角度の事を
「アンチロールアングル」と呼ぶんだそうです。
この言葉をネット検索すると、あるプロドライバー氏のブログ記事を見つけられます。
ラリーやダートラなどで長年活躍されてる国政久郎氏です。
国政氏のブログでしか登場しない言葉ですので、もしかしたら彼の造語なのかもしれません。
詳細は氏の10回以上に及ぶブログ記事をご覧になれば宜しいかと思いますが、このロアアームの角度がついている事によって、横Gが掛かった時にアウト側のサスペンションがロールして縮もうとする力に対する抵抗力になるのだと解説されてます。
これがローダウンする事によってこんな形
∠||
になっちゃうとどうなるでしょう?
ロアアームにつけられた「アンチロールアングル」が失われ、折角ローダウンしてコーナーでの安定感を増そうと思ったのに、却ってロールしやすくなっちゃって安定感が失われてしまうんだそうです。
ローダウンする時は普通バネを硬くしますが、それでもこの「アンチロールアングル」が失われた事の根本的な解決策にならない旨解説されてます。
自分は愛車をローダウンさせた経験がありませんので、この話の真偽についてはよく分かりませんが気になる話です。
トゥインゴ3の前期モデルは、日本向けだけ若干車高が下げられた「スポーツサスペンション」が与えられました。これは、立体駐車場に入れられるように車高を抑えたかったというルノージャポン側の要望による物と言われています。ルノースポールによるGTと、フェイスリフト後の後期モデルからは欧州仕様車も日本仕様車と同じ車高に下げられました。
そういえば某並行輸入業者の店頭で初めてトゥインゴ3を見た時、随分と腰高な印象だった事を覚えています。日本仕様より更に車高高いんですからね。
フェイスリフトに伴ないサスペンションの仕様変更があったのかどうか存じませんが、前期のままだと標準仕様でも「アンチロールアングル」が抑えられちゃった角度になってしまっているのかもしれません。更に車高を下げるとどうなりますかね?
このクルマでローダウンされたり減衰調整しながらサスペンションのセッティングを頑張ってる方の意見を伺いたいところです。
とりあえず自分は、ローダウンしたくなる気持ちをグッと抑えてノーマル車高で乗るとここで宣言しておきます。そうしておかないと…ついやっちゃいそうですから(゚∀゚)
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2020/11/19 23:01:43