前回の記事で、オイル交換により大幅なエンジン性能up(当車比)を果たした旨お知らせした我がトゥインゴSリミテ。
非力なエンジンなのでぶん回さないといけないだろうということで高級オイルを入れたものの、高級オイルを入れたらぶん回す必要があまり多くなくなる位トルクがupしちゃったといううれしい誤算
そう考えると純正オイルの素性をあらためて知りたくなります。
ルノーの純正油脂類は今年カストロールに変わり、トゥインゴの指定エンジンオイル銘柄は
Castrol GTX RN-SPEC 5W-30 RN17です。
リッター税込み1,848円との事。FSEの1/3位の値段ですね…ディーラー価格でも。
データシートは
ここ(PDF注意)からダウンロードできます。
ベースはEDGEじゃなくてGTXなんですね。
これにポリマーたっぷり入れて粘度指数上げて、清浄剤その他の添加剤をたっぷり入れてロングライフ化させてるのでしょうか?
トゥインゴの取説にはACEA C3と指定されていますが、この銘柄にはその記載はありません(´・ω・`)
PDFには
Renault - Castrol GTX RN-SPEC 5W-30 RN 17 is a fully synthetic oil designed for most gasoline engines (except Renault Sport & Alpine) and new Euro 6d diesel engines (2018 onwards).
とだけ記載されております。
オイル業界の「Fully synthetic」って必ずしも「100%化学合成」を意味しない謎のフレーズですので大した意味はありません。
詳細はわかりませんがあまり素性の良いオイルではないような…
もちろんこれでテストを繰り返して検証した上で交換サイクルを15,000kmに設定してる訳ですから、これはこれで問題無いのでしょう。「ルノーサービスプラン」に加入されている方は無料で交換してもらえる訳ですし、利用しない手はないですね。
メーカーを信用して推奨交換サイクルで交換していくのも良いですが、15,000kmに到達する前に一旦他の銘柄を試し(その時はメーターのオイル交換警告をリセットせずに)、15,000kmに近付いたらディーラーで純正オイルに交換するというのもありでしょう。
14,000km位のタイミングでワコーズのECPとかバーダルのリングイーズなどの遅効性フラッシング剤を入れて、15,000kmでディーラーでエレメントごと交換して、数百km走行して純正オイルで更にエンジン内部をすすいだ後に好みの銘柄に替えるという方法もあります。
純正以外の銘柄を選んで入れたい方は、ACEA C3の銘柄を入れていれば万が一のエンジン故障があっても保証関連で問題視される事はないでしょう。この場合、エレメントも純正品を使用していないと駄目かもしれませんが…
ちなみに昨日オイル交換したオイルマンさんでは、ACEA C3の5W30は
Repsol Premium Techが最安でした。

ペール缶量り売りですが、値段を晒すのは自粛します。
FSEに交換して純正との違いが感じられなければ次回からはこれにしよう…と思いましたが、今回の経験から次回以降ももちろんFSEリピートです。
私のように、それ以外の銘柄を入れちゃった場合は自己責任という事になります。
クルマ購入時にセールス氏に訊いたところ、故障とオイルとの因果関係が明らかに否定できる事案であれば保証範囲内、否定できなければグレーゾーン…との説明でした。もちろん明らかに指定外オイル使用が故障の原因だった場合は保証修理は無理でしょう。
エステルの場合オイルシールへの攻撃性なども言われているらしいので、これで我がSリミテのB4Dエンジンがオイル漏れでも起こしたらここでお笑いネタとして報告しますね。
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2020/12/20 12:26:23