
さて「楽ちんMTドライブ」シリーズの第一回目のテーマはこれ、
「半クラ操作」、半クラッチです。
教習生にとってMT運転の最初の鬼門です。
エンストするとカッコ悪いですし、上手に決めたいところです。でも、あまりエンスト恐怖症になる必要もありません。今時はエンストしちゃって再始動していても周囲からは「アイドリングストップ車なんだな」としか思われません。
以前トゥインゴのシートの件で、八王子のレカロショップ「ジェットセット」さんの話を書きました。
自分は前車でエルゴメドMVを導入したのですが、発端は長時間ドライブしていると肩凝りが酷く、また右半身ばかり疲労が貯まるので相談しに行こうと思ったのがきっかけです。
レカロ購入は授業料みたいなもので、店長さんに運転ポジションについて色々教えて貰おうと。
そこでクラッチ操作についても話題になったのですが、この件で自分の意見と店長氏の意見が一致したのが、
半クラ操作は踵をフロアに付けた方がラクだという事です。
教習所ではクラッチ操作は踵を浮かしてやるように教わりますよね。でも実は半クラ操作は踵をフロアに付けちゃう方が圧倒的にラクなんです。
自分の場合シートはやや遠めにセットしてますので、クラッチを切った時にはつま先を伸ばした状態です。そこから左足の踵をフロアに下ろして足首の力を抜いてリラックスすると概ね半クラ状態。そこからは踵の位置は固定して、アクセル操作のように左足首を動かして半クラの微調整します。
ジェットセットの店長氏は、半クラの状態から踵をフロアマット上で擦らせて手前に引きながらクラッチを繋げって主張されてました。ジェットセット流のクラッチ操作なら初めて乗るどんなクルマでもシフトショックなくスムースなシフトチェンジが出来ると豪語され、実際に非常に上手に運転されます。
自分のやり方とは若干異なりますが、いずれにせよ微妙なペダル操作をするんですから踵をフロアに付けて安定させた方が操作しやすいのは自明です。
自分はこの操作方法に変えてから、苦手だった坂道発進も簡単に克服できました。前車では9年間18万キロ、クラッチ交換なしでノートラブルでした。
この操作はちょっと練習すれば誰でもすぐ簡単にやれるようになります。ブレーキ踏んだまま半クラ状態を維持出来れば、平坦な場所ではブレーキ離した時にアクセル踏まなくてもAT車のクリープ現象のように発進できるようになりますし、坂道発進ではサイドブレーキ使わなくてもブレーキ離した時に大して後退しないので落ち着いて簡単に発進できるようになります。ヒルスタートアシストなど無用です。
尚、半クラ操作を行なうのは原則として発進時だけです。
低速時のシフトチェンジの際に多少半クラ操作する場合もありますが、シフトチェンジの時は半クラを使わずに一気に繋いじゃうのが基本です。
この辺りの話はまた後日。
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2021/01/02 10:20:32