
緊急事態宣言が明けて急に仕事が忙しくなってきて更新が滞りました(´・ω・)
岸田政権が発足し解散総選挙となりました。
そんな中、何やら既視感のあるニュースが流れてきました。
冬の電力需給「過去10年で最も厳しい見通し」経産省|テレ朝news
https://news.tv-asahi.co.jp/news_economy/articles/000232604.html
日本のみならず先進国のコロナワクチン接種が進み、デルタ株による流行が世界的に鎮静化しつつある状況下ですが、石油や天然ガスなどエネルギー資源の需給バランスが崩れて供給不足に陥り、原油等の市場価格が高騰しているのはご存知のことと思います。
世界が突然脱炭素に向かって暴走を始めた事も当然影響しております。あれだけ脱化石燃料キャンペーンを張られたら、その方面への投資は渋ります。米国のシェールだってなかなか増産できないでしょう。
ぼちぼちOPECプラスが増産枠を増やし始めるだろうとは思いますがどうなる事やら…
火力発電に関しては石油ではなく天然ガスと石炭がメインですが、
石炭火力が環境活動家の槍玉に挙げられ縮小を余儀なくされ、天然ガスが供給不足に陥り高騰した挙げ句、結果として電力の供給不安となってしまうとなれば、既に「持続不可能で発展できない」エネルギー政策と言わざるを得ません。
最初に「既視感のあるニュース」と書きましたが、今年の夏前にも同様のニュースが流れてこのブログでもネタにさせてもらいました。
夏の電力需給 “数年で最も厳しく 効率的な使用を” 経産省 | NHKニュース
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20210525/k10013050091000.html
「今年の夏の電力がぁゃιぃらしい(´・ω・)」TKG4410のブログ | みんカラ
https://minkara.carview.co.jp/smart/userid/3311343/blog/45142049/
5月26日にアップした記事ですが、この時に問題にした件につきこの5ヶ月間、日本国内でどれだけ真面目に議論されてきたでしょうか?
SDGsなどとアルファベットの略語で語ればなんかかっこいいっていうレベルの話ではなく、将来の日本のエネルギー政策について、政治家もメディアももっと真剣に議論すべきです。
今回の総選挙でもこの件に関する議論が大して聞こえてきません。正直、この国は大丈夫なんでしょうか?心配です。
とはいえ経産省が5月に続いて今回再びこのようなニュースを流したことに関してもぁゃιさを感じずにいられません。定期的に電力供給不安を煽ることに何らかの意図があるのではないかと勘ぐってしまいます。
まさかとは思いますが、経産省が原発再稼働に向けての世論作りの為にこのような情報を流しているのだとしたら大問題です。
このような情報を流布するなら現在の電力の需給の状況やこの夏の状況がどうだったのか、そして今冬の需給見込みがどうなっているのか、具体的な数値を明示すべきでしょう。
メディアも大本営発表をそのまま垂れ流すのではなく、経産省に突っ込みを入れるべきです。
このブログでは財務事務次官や環境事務次官に対しての批判も書かせてもらっていますが、どうも近年の中央省庁の官僚達の仕事にはぁゃιさが付き纏います。
メディアがアレなのは今に始まった話ではないですが、コロナ対策同様、なんか国民が官僚や政治家達に舐められてる感じがします。
野党やジャーナリズムが駄目過ぎて与党や官僚が好き放題やれる状況が続いているのが根本原因なんですが、そろそろ色々な弊害が目立つようになってきました。
そんな中、総選挙ではどのような意思表示をしましょうか?
なかなか難しい選択です。
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2021/10/21 19:59:50