
このところウクライナ情勢の話ばかりですが引き続き…
この戦争の停戦を仲介できるのは中国かトルコと思ってましたが、イスラエルが買って出たとの情報が流れました。
イスラエルが停戦仲介申し出とロ大統領府 | 共同通信
https://nordot.app/870642266923319296
ロシアの侵攻作戦が順調に進んでいるのであればロシア側から停戦の話が出てくるのは不自然です。
ウクライナ軍の健闘が伝えられていますが、ロシアとしても思ったように作戦が進んでいない事が伺われます。
確かにイスラエルは東地中海エリアの軍事大国ですし仲介者としての資格は充分と思いますが、気になる事があります。
ウクライナのゼレンスキー大統領はユダヤ系ですし、ゼレンスキー大統領のスポンサーとされるイーホル・コロモイスキー(ゼレンスキーが大統領になる前、芸能人として頻繁に出演していたTV局のオーナーであり、オリガルヒと呼ばれる新興財閥の長)はイスラエル国籍も持つユダヤ人です。
イスラエルと敵対しているシリアのアサド政権とロシアは同盟関係ですし、イスラエルがロシアとウクライナの間に立って中立的な立場で仲介できるのか、若干疑問が残ります。
ゼレンスキーをイスラエルに亡命させてやるからキエフを明け渡せ、とでも通告するつもりなのかもしれません。
西側各国はSWIFTからのロシアの排除等強硬な制裁を課す姿勢を見せていますが、それに対しプーチンは核をチラつかせ始めました。
「ロシア大統領、NATO各国の制裁巡る対応受け、核抑止部隊の高度警戒体制を軍司令部に命令
https://mobile.twitter.com/reutersjapan/status/1497927666384908291
トランプ前米大統領のように、狂人を演じることで外交を有利に持ち込もうという意図も垣間見えます。
一方のウクライナは、ウクライナ民族主義を全面に押し出しロシアとは敵対的な立場にあったポロシェンコ前大統領と比べて、ゼレンスキーはNATO入りを公約していたとはいえ元々はロシアとの対話姿勢を見せていた人物でした。
今回の事態で命懸けの対応を続けているゼレンスキーは、ロシアに制圧されずに持ち堪えれば簡単には妥協しないでしょう。
と、ここまでは書いたところでこんな速報が入ってきました。
ベラルーシ国境でロシアと対話とウクライナ | 共同通信
https://nordot.app/870664666498514944
ベラルーシでの会談には拒否の姿勢を見せていたゼレンスキーでしたが、どうなるでしょうか?
ウクライナ、ベラルーシで対ロ協議に応じず ハリコフも市街戦突入 | ロイター
https://jp.reuters.com/article/ukraine-crisis-idJPKBN2KW0EW
プーチンが若干焦ってきたようにも見えます。
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2022/02/27 23:37:26