
ウクライナ紛争でロシア産原油や天然ガスの供給に懸念が生じ、化石燃料エネルギー資源価格が高騰してます。
このブログでも
「第三次オイルショック?」と称した記事を書きました。
しかしこの状況は「脱炭素」を進める上では絶好の好機とも言えます。化石エネルギーと再生エネルギーとのコスト格差が縮まり、再生エネルギーを一気に普及させるチャンスです。
そもそも地球温暖化CO₂起源説が正しいのであれば今すぐにでもやれる事から始めて必死に脱炭素を進めなければならないはずです。
世界の、特に欧州の環境活動家達はここぞとばかり声を大にして活動を活発化させるべきなんですが…
それなのに欧州からはこんなニュースが流れてきました。
欧州、市民にエネルギー消費節約促す ロシア産ガス逼迫懸念で | Reuters
https://jp.reuters.com/article/ukraine-crisis-europe-energy-idJPKCN2LR2JM
地球環境問題をあれだけ過大視してきた連中です。省エネなんてそれこそ「乾いた雑巾を絞る」レベルまで徹底されているはずです。
このような事態になって、あらためて省エネを呼びかけるという行為に疑問を感じないのでしょうか?
パリ協定から離脱したトランプ米前大統領を散々批判し、バイデン政権になってからお祭り騒ぎでSDGsを祀り上げたメディアも、自分達の論理矛盾に気付かないのでしょうか?
そもそも天然ガスを「グリーンエネルギー」認定することに何の疑問も持たない連中です。
そこにあるのは科学でも何でもありません。
偽善です。
もしかして欧州がロシアの天然ガスに依存する体制を作るためのロシアによる謀略だったのかもしれません。
そう考えれば色々合点がいく話です。
ロシアによるウクライナ侵攻以降、世界中の環境活動家達の声がピタリと止んでしまいました。
チェルノブイリ原発周辺を戦車や軍用車両が走って放射性物質が舞い上がり、その他の原子力施設にも攻撃を加えているロシア軍に対して、彼らはもっと声を上げなければいけないはずです。
ミサイルや戦闘機、燃費が悪そうな軍用車両が走り回ってCO₂を撒き散らしているのをもっと批判すべきです。
民間施設に対する破壊行為の結果、復興の際には大量のCO₂排出が必要になることが容易に想像できる事態に対して、もっと批判の声を上げるべきです。
第三次世界大戦となって核戦争にでもなれば将来の地球環境どころかこの先1年以内の地球環境の心配をしなければなりません。
本来なら環境活動家達は今こそ平和を求め反戦運動を活発化させなければならないはずですし、この機会に脱炭素を強力に進めるための指導的役割を果たすべきです。
COP26の時にあれだけ威勢が良かった連中は今どこに行ってしまったのでしょうか?
地球環境問題を散々取り上げてきたメディアもこの問題を一時的なブームで終わらせるのではなく、今世界が何をすべきなのか、もっともっと積極的な情報発信をするべきです。
リベラル環境活動家達やリベラルメディア、地球環境問題を過剰に煽ってきた「科学者」達の今後の動きに対して、我々は注視していく必要があります。
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2022/03/31 18:48:34