
前回の記事でこんな事を書きました。
自分なら、先月の金融政策決定会合後の記者会見で緩和政策をあと数年続けると発言した件(原稿にはなく黒田さんがアドリブで発言したとも伝えられています)について、後継総裁と見込まれる副総裁達と共有している共通認識なのか、黒田さんの個人的見解なのかを問い詰めたでしょう。
衆議院予算委員会での階猛議員のお馬鹿すぎるパフォーマンスに閉口した前回の記事でしたが、参議院は「良識の府」を維持していたようです。
後任を縛るつもりない、黒田総裁が「利上げしない」発言釈明 - Bloomberg
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2022-10-19/RJZ1J8T0AFB501
Bloombergの他に日経がこの件を報道してますが誰の質問だったのか、明記されていません…というか日経に課金してないので日経の記事には示されているのかどうかもわかりませんが、誰の質問なのかわかりません。
もうちょっと真剣に調べればわかるのでしょうから、気が向いたら調べます。とはいえ、自分が疑問に思っていた事を質問してくれた議員がいた事に安堵しました。
︙
ドル円が¥150/$を突破したということでネットもメディアも賑やかですが、階議員のようなおバカさんが騒いでいるのは放置で良いでしょう。
先日ロイターからこんな記事が出ました。
コラム:「国際金融のトリレンマ」からみた円安、150円目指す動き濃厚=内田稔氏 | ロイター
https://jp.reuters.com/article/column-minori-uchida-idJPKBN2R907P
この記事をまとめたロイターの編集者については
以前クソ味噌に貶させていただきましたが、今回のこのコラムは良記事です。
「国際金融のトリレンマ」については以前このブログでも取り上げた記憶があるのですが、どの記事だったか失念しました。
ロイターの記事にもあるように、円高にしたいなら金融政策を引締めに転じるしかありません。
21日朝、9月の消費者物価指数が発表されました。
総合+3.0%、コア+3.0%、コアコア+1.8%という数値でした。個別の商品価格では、特に生活必需品ではもっと値上がりしている物も多く、実感としてはもっと上がっているかのように感じるかもしれませんが、実際の日本の物価はこのレベルです。
値上がりした商品への出費が増える分、他の商品の購入やサービスの利用を控えるようになれば、そういう商品やサービスの価格は低迷します。それらをすべての加重平均が消費者物価指数です。
ここで円安を問題視し、金融政策を引き締めに転じなければならない理由はありません。
欧米諸国のようにインフレ率が8〜10%に達している状況とは全然違います。
「物価高」を煽る言論が人々の消費意欲・需要を萎ませ、日本経済の足を引っ張っている事に気付かなけれはなりません。
このようなミスリードを行なっている人々のほとんどはおバカさんなんでしょうが、日本経済の足を引っ張るべく、これを意図して狙ってやってる輩がいたとしたらどうでしょう?
安直に「陰謀論」を語るのは愚かですが、日本の報道等を見ていると何らかの陰謀の存在を疑わざるを得ません。
ブログ一覧
Posted at
2022/10/21 22:29:41