
サッカーワールドカップカタール大会でPK戦の末日本代表を下しベスト8に進んだクロアチアは、準々決勝でも王者ブラジルをPK戦で下しベスト4に進出しました。
粘り強い、勝負強いチームですね。さすがは前回準優勝、日本が初めてワールドカップ本体会に出場したフランス大会でも日本と同じグループリーグから勝ち上がり3位になった強豪チームです。
さらなる健闘を期待したいです。
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さて、前回紹介したこの記事です。
アングル:「政治行動禁止」のカタールW杯、二枚舌との批判も | ロイター
https://jp.reuters.com/article/soccer-worldcup-stadium-politics-idJPKBN2SQ05O
今回のワールドカップのグループリーグで、政治的に敵対している米国対イランという試合がありました。
この試合の映像を自分は見ていませんが、政治的対立とは無関係にスポーツマンシップにあふれた試合内容であったと伝えられています。
言うまでもなく、国際スポーツ大会の場に政治的イシューを持ち込むのは好ましい話ではありません。
それ以前に異国の地を訪れようと思うなら、その土地やそこに住む人々の歴史・文化・伝統を尊重し、たとえ価値観の違いがあっても相互理解を深めようという態度が必要です。
上から目線で自分達の価値観を押し付けようという態度はよろしくありません。
サッカーワールドカップという舞台でLGBTや女性の人権についてアピールしようなんていう連中はクレイジーだとしか言いようがなく、問答無用で排除すべき対象です。
サッカーと
LGBTや女性の人権問題とは
何の関連もありません
イスラム教国家において女性の人権状況について白人キリスト教社会の常識から外れている部分があるのは確かでしょうが、白人キリスト教社会の価値観の押し付けの背景として潜在的に人種差別・民族差別・宗教差別的な意識がないか?自分達の胸に手を当ててよく考えるべきです。
カタールには米軍基地があって、自国の安全保障を日本同様米軍に依存している状況ですが、前回書いたようにカタール政府はイラン政府と友好関係にあります。
また、パレスチナのガザ地区を実効支配しているハマスなどのイスラム原理主義勢力「ムスリム同胞団」をカタールが支援していることもよく知られた事実です。
これらをわかっていれば、女性やLGBTの人権を訴えていた連中やイランの反政府運動を支持するようなアピールをしていた人々が排除される一方で、パレスチナとの連帯を訴えていた人々は問題視されずにスルーされたのは当然の話です。
個人的にはパレスチナ問題を持ち込む連中も排除の対象にすべきだと考えますが、カタール政府にも事情はあります。
そうでなくても数多くの火種を抱え世界中に影響を及ぼしかねない不安定化要因が存在する中東の地で、安易に個人的政治アピールを行なう事のリスクをもっとよく考えるべきでしょう。
それ以前に何よりもまず真剣にプレーしている選手達に失礼ですし、ホスト国であるカタールの国民に対しても失礼です。
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2022/12/10 09:16:08