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TKG4410のブログ一覧

2024年02月19日 イイね!

トゥインゴにミニバン用タイヤ(5)RV03(CK)インプレ 燃費編

トゥインゴにミニバン用タイヤ(5)RV03(CK)インプレ 燃費編次にブルーアースRV03のエコ(笑)性能・燃費です。

給油毎に燃費を記録しておくようなマメな性格ではありませんので具体的な数値で語る事は出来ませんし、燃費を気にして日頃から乗ってはいないのですが、非力なMT車ですので転がり抵抗が小さくて出足が軽快になるのは特に街乗りでは有り難い話です。

冒頭画像は皮むき慣らし運転中の記録ですが、この数値自体には大した意味はありません。



以前の記事でこのタイヤに交換しての第一印象が「結構転がる」そして「トレッドが予想以上に柔い」と書きました。それ以外に「結構ノイズが大きい」というのもあったのですが、これは前回書きました。

純正プライマシー4S1は国内燃費ラベルを取得していませんが、欧州燃費ラベルは「A」を獲得しています。これは国内ラベルで「AAA」に相当する数値のはずです。しかし同じく欧州ラベルで「A」を獲得しているeプライマシーのフロント用サイズ165/65R15の国内燃費ラベルは「AA」です。

一方でRV03(CK)の国内燃費ラベルは「A」 これは欧州燃費ラベルの「C」に相当します。

普通に考えればプライマシー4S1からRV03(CK)に履き替えれば、出足は若干モッサリし燃費は悪化するだろうと予想されます。

しかし走り始めての第一印象で、むしろプライマシー4S1より転がるような印象…空気圧を下げた後もまだRV03の方が指定空気圧のプライマシー4S1より転がりが良く出足が軽く感じます。

ラベリングは各社からの自主申告ですし細かな計測条件の違いもあるでしょうが、意外とアテになりません。



エコタイヤというとタイヤの変形を極力抑えて転がり抵抗を減らした結果乗り心地は悪くなるのでは?という先入観があるかもしれませんが、そんな単純な話ではないようです。

以前ヨコハマのiG50というスタッドレスタイヤを履いた事があるのですが、「ブルーアーステクノロジーを取り入れて燃費性能向上」とかっていう謳い文句もある製品でした。冬タイヤですのでラベリング取得されていませんでしたが実際に転がりが凄く軽く、そのクルマで履いたどのタイヤよりも好燃費でした。正直スタッドレスタイヤにそんな性能は求めてないんですけどね…

夏タイヤと比較にならないレベルでトレッドが柔らかく作られているスタッドレスタイヤでも低燃費に出来るというのは、ヨコハマタイヤには他社にはない何か特別な低燃費技術があるのかもしれませんが詳細は私にはわかりません。



一方で純正プライマシー4S1は3年前のレビューでも書きましたがラベリング程の転がり抵抗の軽さをあまり感じさせませんでした。

クラッチを切った状態やギアをニュートラルにした状態で空走させる事はほとんどないので、充電制御によるブレーキ回生の影響が大きい為なのかと邪推していましたが、今回RV03(CK)に替えて転がりが軽くなったと感じたことからどうも違うようです。ミシュランタイヤのラベリング申告に対する疑惑が深まってしまう(笑)結果になりました。

まあUTQGのTWの数値なんかもメーカー毎で全然違うみたいですし…自分の経験上、UTQGのTWの数値はヨコハマやピレリは過大評価、ミシュランは過小評価の傾向ですが。
ちなみにRV03(CK)にはUTQGの刻印はありません。北米市場で売る気はなさそうです(タイヤ内側にひっそりとあるのかもしれませんが)。



具体的なデータを示さずに燃費を語るのはナンセンスですが、寒い日の朝は0℃近くまで気温が下がり、暖かい日の日中の外気温計表示が20℃を越えるという気候なので、空気圧が変動したりエアコンの作動状況が変わったりと、燃費を定量的に評価するのがちょっと難しい状況です。

ただ体感として出足が軽くなり、高めのギアを選んで低いエンジン回転数からの加速がスムーズになったりと、転がり抵抗の軽減を実感できているのは確かで、私個人的にはこれだけで充分です。
Posted at 2024/02/19 06:20:43 | コメント(0) | トラックバック(0)
2024年02月17日 イイね!

トゥインゴにミニバン用タイヤ(4)RV03(CK)インプレ 快適性能編

トゥインゴにミニバン用タイヤ(4)RV03(CK)インプレ 快適性能編さて、ようやくRV03(CK)の具体的なインプレに入ります。今回は「快適性能」。個人的にはあまり重要視していない性能ですが良いに越したことはありません。



これまで書いてませんでしたが、このタイヤはタイヤケア東京というショップで購入しました。ネット通販がメインで価格.comにも掲載されているショップですが、大田区に店舗を構えており直接訪れて作業してもらえば送料無料となります(当然作業工賃はかかります)。

交換作業の写真は撮っていませんが、特に問題なく作業は終了しました。

控えめな店舗が環七沿いの建物にありますが、お店の出入口は環七から一本入った細い路地沿いにあります。

作業終了してお店を後にすると早速環七に出るわけですが、そのエリアの環七の路面の状態があまり良くありません。
路面のアスファルト成分が抜け落ちて骨材の砂利の凹凸が目立つ、いわゆる「ザラついた路面」です。

こういう路面でまず気付くのが「ザラつきが微振動としてステアリング等にあまり伝わってこない」ことです。プライマシー4S1なら細かな音振として伝わってくる物が激減しました。この瞬間に「このタイヤ、凄くトレッドゴムが柔らかい」と感じます。

路面の継ぎ目やマンホールの蓋といった小さな段差を踏んだ時も同様です。

そしてショルダー〜サイドウォールの剛性は高いので、トレッドだけでは吸収しきれない段差ではそれなりの突き上げが伝わってくるのですが、柔らかいトレッドのおかげで「角の取れた」突き上げとなります。ある程度以上の大きな入力になればサイドウォールよりもサスペンションが吸収すべき仕事となりますので、サイドウォールの硬さを感じる場面はありますが乗り心地面ではネガティブに感じません。一言で言うと「コシの強い柔らかさ」という感想です。

事前の予想では乗り心地は多少悪くなるだろうと思っていましたが、良い意味で予想をハズしました。



一方で細かな凹凸をトレッドで吸収しますのでロードノイズも軽減するのではないかと予想されるのですが…残念ながらそうはなりませんでした。環七を走り始めてすぐに「意外とノイズが聞こえる」という印象を持ちました。

その後色々な路面を走りましたが、摩耗劣化したプライマシー4S1と比べて静かとは言えません。新品同士での比較ではおそらく静粛性能はプライマシー4S1に軍配が上がります。

ただ、細かい音振がトレッドで吸収されますので音質がちょっと違います。プライマシー4S1と比べると「雑味が消えた」というか…
これまで「ザー」とか「ゴー」というノイズだったのが「サー」とか「コー」っていう感じのノイズに変わります。

それでも音量が摩耗劣化したプライマシー4S1と大差なく感じますので、静粛性を求める方におすすめできる銘柄ではないと断言しておきます。

空気圧を下げて以降多少音量が減ったような気もしますが、自分がこのタイヤのノイズに慣れてきただけかもしれません。

ミニバン用タイヤの中では比較的コンフォート性能の評価の高い銘柄だと思いますが、トゥインゴに履かせた時のインプレとしてはこうなります。



そして乗り心地は個人的には好ましい方向に変わったと感じてますが、この乗り心地は柔らかいトレッドに依存しており、トレッドの摩耗劣化によって悪化していくことが予想されます。

快適性能を最重視されるなら純正のプライマシー4S1やeプライマシーもコンフォートな方向性の銘柄ですし15インチ純正サイズならルマンV+とかコンチネンタルのCC7、前後185/60R15とするならアドバンdBの新作やレグノGRXII等のコンフォート志向の銘柄が揃ってます。敢えてこの銘柄を選ぶ理由はないと考えます。
Posted at 2024/02/17 13:59:22 | コメント(0) | トラックバック(0)
2024年02月15日 イイね!

トゥインゴにミニバン用タイヤ(3)

トゥインゴにミニバン用タイヤ(3)さて前回書いたように我がトゥインゴ3 Sリミテ のタイヤをヨコハマのブルーアースRV03(CK)前165/65R15、後185/60R15に替えた後、空気圧を前180kPa、後240kPaに下げました。

今後のインプレ記事はこの空気圧のRV03(CK
)と、前200〜210kPa、後250〜260kPaに空気圧設定した同サイズの純正プライマシー4S1との比較を中心とした話になります。



タイヤに求められる性能の評価項目はドライ/ウェットにおけるグリップ力の他に、ヘビーウェットでの排水性能、乗り心地、静粛性、燃費・転がり抵抗、直進安定性、ハンドリング、ロードインフォメーションの豊富さ、耐摩耗性、硬化やヒビ割れ等の経年劣化に対する耐性など多岐にわたり、その他にサイドウォールやトレッドパターンの外観デザイン(ショルダー形状が丸いかスクエアか、リムガードの有無等も含む)やお値段なんかも評価項目に加えられます。

RV03(CK)のこれらの各論評価、インプレに入る前に、総論…というのとはちょっと違うかもしれませんが、ミニバンやハイトワゴン向けに作られたこの銘柄がどういう造り、設計が成されているのか、今回自分が初めて知ったり感じた事を今回は書こうかと思います。

これがわかってしまえば、この銘柄を含めたいわゆる「ミニバン用タイヤ」を自車に履かせた時にどんな感じになるのか概ね予想がつくかと思います。



前々回の記事で交換直後のファーストインプレッションとして「結構転がる」「トレッドが予想以上に柔い」と書きました。

ミシュランのタイヤはトレッドの剛性が高くトレッドのゴム自体も硬い反面サイドウォールは柔らかく作られているのはよく知られた話ですが、「ミニバン用タイヤ」は真逆の方向性でショルダーからサイドウォールの剛性が高く作られているという話は以前にも書きました。

ただRV03(CK)トレッドのゴムがここまで柔らかく作られているとは予想していませんでした。



それに加えてこのタイヤ、ショルダーが凄く丸くなってます。2次元の写真ではそれを上手に伝えるのがなかなか難しいですが、冒頭写真は交換当日に撮ったフロントタイヤ、↓はリアタイヤになります(使い回しですみません)。




外側のショルダーには太めの横溝と細めの横溝というかサイプが交互に配置されています。写真は空気圧を下げる前に撮ったものですが、走行によって付着した汚れが、サイプの端あたりから外側にはあまり付着していません。

空気圧を下げる前の、皮むき・慣らし運転で大きな横Gを掛けていない事、前後ともに標準リム幅より1インチ幅の広いホイールに引っ張って装着していることを考慮しても、このタイヤは接地幅が狭い事がうかがえます。



そして事前の予想通り、ショルダーからサイドウォールの剛性は高く、しっかりと作られています。純正プライマシー4S1では「タイヤを潰しながら」走らせるイメージになりますが、RV03(CK)では柔らかいトレッドを含めてタイヤの変形をあまり感じさせません。

ミニバン用タイヤに履き替えたユーザーさんのインプレでたまに「ロールが小さくなった」という表現を見かけます。「ロール」というのはサスペンションの伸び縮みにともなって発生する現象ですのでタイヤを変えた事でロールが小さくなるというのは表現としては適切ではないでしょうが、そのように感じたというのは理解出来る話です。



この「柔らかいトレッド」「ラウンドショルダー」「剛性の高いショルダー〜サイドウォール」という3つの特性と、決してグリップレベルが高くないエコタイヤだということで、このタイヤの「乗り味」というのが概ね説明できてしまうように感じます。

次回から具体的なインプレに入ります。
Posted at 2024/02/15 20:14:28 | コメント(0) | トラックバック(0)
2024年02月13日 イイね!

トゥインゴにミニバン用タイヤ(2)とりあえず空気圧を下げてみた

トゥインゴにミニバン用タイヤ(2)とりあえず空気圧を下げてみた前回若干ディスってしまったRV03(CK)ですが、早速空気圧を前180kPa、後240kPaに下げてみました。接地感が希薄でドライグリップも直進安定性もハンドリングもよろしくないと感じたのがその理由です。

その結果だいぶ印象が良くなりました。

転がりが悪くなってモッサリ感が出て燃費にも悪影響を及ぼしそうな懸念がありましたが、今のところ空気圧を下げたネガをほとんど感じません。

一般的に指定空気圧よりも低い空気圧に設定するのは推奨されませんが、今回は「下げても大丈夫だろう」と思った根拠について書きます。

この話は私がメーカー等に直接問い合わせて確認した話ではなく、あくまでも私個人の推論です。話の真偽はお読みになられた皆様ご自身で御判断下さい。


また今回の空気圧関連の基本的な話をご存知ない方は「タイヤの適正空気圧について」というサイトに解説があります。また下に表示した耐荷重表もそちらのサイトから拝借しました。



乗用車向けタイヤの耐荷重を示すロードインデックス(LI)と空気圧に関して、日本では日本の規格であるJATMAと欧州規格であるETRTO STD、ETRTO XLの3種類の規格が知られています。そして多くの場合・サイズではETRTO規格の銘柄では(STD、XLにかかわらず)JATMA規格の銘柄より高い空気圧設定にする必要があります。

XL規格の銘柄はサイズ表記の末尾に「XL」と銘記されますので一目瞭然ですが、それ以外はJATMAなのかETRTO STDなのかはどのメーカーも銘記していません。



トゥインゴはルノーというフランスのメーカーが販売していたクルマ(過去形。・゚・(ノД`)ですが製造はスロベニア、標準装着タイヤは同じくフランスブランドのミシュラン プライマシー4S1で、これはmade in Italyでした。

フランス車というより欧州車、EU車と言った方が適切かもしれませんが、基本的にEUの規格に則って作られています。

日本ミシュランタイヤはJATMAに加盟していますが、トゥインゴ標準装着のプライマシー4S1はまず間違いなく欧州規格であるETRTO STD規格でしょう。

そしてトゥインゴの指定空気圧はETRTO 規格に則って前200kPa(2.0bar)後250kPa(2.5bar)と指定されているはずです。




一方でRV03CKの165/65R15というサイズのターゲットとなっているソリオやタフト等の国産車の空気圧はJATMA規格で指定されています。185/60R15のRV03も国産ミニバンやハイトワゴンをターゲットに作られているでしょうから同様です。

RV03(CK)がJATMA規格製品なのかETRTO STD規格製品なのかここで断定的に書くことは出来ませんが、おそらくJATMAでしょう。横浜タイヤのみならず、国内タイヤメーカーのwebサイトでは「XL規格のタイヤに替えたら空気圧設定を確認しろ」とは書かれていますがETRTO STD規格については何も書かれていません。

これは国内メーカーが国内向けに正規に販売している製品はXLと銘記されている物を除いて原則JATMA規格だという事を意味します。

巷ではタイヤのサイドウォールに○で囲ったEの刻印があればETRTO 規格だという言説がありますが、どうやらこれは誤りのようです。

RV03(CK)にもE4という刻印がありますが、

E4: This is a European type approval indicating it has meet tyre safety standards set by the European Regulatory Authorities. In this case the 4 = Holland, the country where homologation has been obtained. Tyres cannot be sold in the European market without this European type approval mark and number.
(E4:欧州の規制当局が定めたタイヤの安全基準を満たしていることを示す欧州型式認証。 この場合、4はホモロゲーションを取得した国、オランダを表します。 タイヤはこの欧州型式認定マークと番号がないと欧州市場で販売できません。)(DeepL翻訳)
https://www.wheels-alive.co.uk/what-do-all-those-markings-mean-on-your-vehicles-tyres/

という意味しかありません。JATMA規格で作られたタイヤを、より高い空気圧で同等の耐荷重を発揮するETRTO規格が支配するEUに持ち込んでも「安全基準」は満たせます。

追記 Eマークについて
ECE R30 Conformity Approval Number
といい https://europa.eu/!HdygfW に詳細が示されています。ロードインデックスと耐荷重の要件はありますが、空気圧と耐荷重の関係に関する規定はないようです。(追記ここまで)

ただブリヂストンのwebサイト
https://tire.bridgestone.co.jp/about/tire-size/pressure-list/
のようにJATMA規格の事を「STD規格」と表記しているメーカーもあるため話がややこしくなってしまっています。

勘違いして低い空気圧設定をしてしまうユーザーが出現しないようわざと曖昧にしているのかもしれませんが、ちょっとこの混乱は困ったものです。

少なくともJATMA会員でありながらETRTO STD規格の製品を輸入販売していると思われる日本ミシュランタイヤは正確な情報をweb掲載すべきだと思うのですが、日本ミシュランタイヤの空気圧に関する解説ページにそのような話は皆無です。
https://www.michelin.co.jp/auto/advice/tyre-pressure

ミシュランタイヤの製品はETRTO規格の製品をJATMA規格前提で空気圧設定しても大丈夫なレベルに耐荷重のマージンが取られているということなのでしょうか?



「指定空気圧」は耐荷重だけを目安に指定されている訳ではありません。

我がトゥインゴSリミテの運転席側ドアに貼られた指定空気圧を示すシールには、後輪の指定空気圧がLIが84の185/60R15も83の205/45R16も同じ250kPaと書かれています。

ETRTO STD規格でLI83で空気圧250kPaの時の耐荷重は487kg、LI84で空気圧240kPaの時の耐荷重は485kg。耐荷重で指定空気圧が決められているのであれば485kgでは不足で487kgなら充分という話です。おそらく純正の16インチホイールより私のBBSの15インチのホイールの方が2kg以上軽いと思いますが(笑)、これを心配するなら空気圧のゲージの校正にもっと神経質になるべきでしょう。NA MTとターボEDCとの重量差を無視して同じ空気圧設定がされている事を考慮すれば言わずもがなです。

更にSリミテより車重、軸重が大きいGTの指定空気圧は前185/45R17 LI78に対して2.1bar(210kPa)、後205/40R17 LI80に対して2.6bar(260kPa)です。

https://www.wheel-size.com/size/renault/twingo/bcm-2014-2019/#trim-iii-bcm-2014-2019-eudm-09-tce--107

GTの標準装着タイヤであるブルーアースA AE50がJATMAなのかETRTO STDなのかわかりませんが、後輪の耐荷重はいずれにしても450kgです。これが許されるならETRTO STD規格のLI84の185/60R15を履くSリミテの後輪の空気圧は220kPaでも充分という理屈になります。
そしてそして前輪のLI78はJATMA規格には存在しない数値で、ETRTO STD規格なら耐荷重は370kgです(事実上トゥインゴGTとスマートブラバスの為に特別に作られたサイズですのでETRTOである可能性が高いです)。15インチ仕様標準の165/65R15のLI81なら空気圧190kPaの時と同等の耐荷重です。GTをインチダウンして前165/65R15にした場合、適正空気圧は190kPaであるのにSリミテだと190kPaでは空気圧不足になるというのも妙な話です。

我がトゥインゴSリミテの前輪の軸重は410kg、後輪は540kgです。一輪あたりだとその半分、前205kg、後270kgです。

耐荷重が軸重の何%以上確保されていれば科学的に「安全」なのかわかりませんが、荷重移動を考慮しても指定空気圧は耐荷重という意味ではかなり大きなマージンを取っているはずです。むしろ燃費、CO₂排出削減対策で必要以上に高い空気圧指定になっているのでは?と思われるケースすらあります。



仮に空気圧不足でタイヤが加熱しても、パンクで空気がどんどん抜けてしまう状況でなければ温度上昇とともに空気圧は上昇していきます。

タイヤ内の空気が理想気体と仮定してタイヤ内温度が27℃(絶対温度が300度)から57℃(絶対温度が10%増の330度)まで上昇すれば空気圧(この場合は大気圧を含めた絶対圧)も10%上昇します。大気圧が100kPaだったとしてゲージ圧は180kPaから208kPaに上昇、タイヤ内に水分が残っていれば温度上昇とともに水分が気化して水蒸気圧が加わりますので空気圧は更に上昇します(ちなみに57℃の時の飽和水蒸気圧は17kPa程度です)。この程度の空気圧ならスタンディングウェーブ現象からバーストに至る前に空気圧上昇の結果温度上昇は止まるでしょう。



今回自分が設定した前180kPa、後240kPaという空気圧は、RV03(CK)がJATMA規格製品だという前提で、ETRTO STD規格前提で示された指定空気圧での耐荷重から求めた数値です(耐荷重 前390kg、後500kg)。

繰り返しますが指定空気圧より低い空気圧に設定するという事は一般的には推奨されず、やるならあくまでも自己責任ですが、今後のインプレはこの空気圧設定での話となります。

そして純正プライマシー4S1の時に前220kPa、後275kPaまで空気圧を上げてみた時に感じた「接地感の悪さ」と指定空気圧まで戻した時に感じた時と同様の「接地感の改善」を今回も感じる事ができ、空気圧を下げた後の方が「これが本来の姿なのでは?」と感じた事だけを今回は書いておきます。
Posted at 2024/02/13 15:44:50 | コメント(0) | トラックバック(0)
2024年02月12日 イイね!

トゥインゴにミニバン用タイヤ(1)

トゥインゴにミニバン用タイヤ(1)3連休の中日…と言っても自分は仕事が休みなのはこの日だけなんですけど建国記念の日の午前中、タイヤを交換してきました。

YOKOHAMA BluEarth-RV RV03CK 165/65R15

YOKOHAMA BluEarth-RV RV03 185/60R15

交換後の午後に入っていた用事がキャンセルになったので早速ひとっ走りしてきました。

んでお約束のレビューをしようかと思いますが、結論から言うと「微妙…(´・ω・`)」、他のトゥインゴのオーナーさんにおすすめするかというと…おすすめしません(笑)もちろんこれはこのタイヤ自体の評価ではなく、トゥインゴとの相性という意味でのお話です。

「素人インプレ」「個人の感想」ですので話半分程度で読んでいただきたいのですが、かなり長文になりそうなので何回かに分けます…というかこれだけで当分ブログのネタに困らない長編シリーズになってしまいそうです(笑)

ちなみに空気圧は指定圧の前200kPa、後250kPaにしてもらってますが、ゲージ誤差がないかどうかは未確認です。

4日に上げたブログタイヤを替えたらどうなるか、事前に予想してみるでは「フロント荷重が軽いRRですのでミニバン用タイヤとの相性に関してはちょっと予測が困難」とした上で、摩耗劣化した純正プライマシー4S1と比較して

「乗り心地と燃費は不変orやや悪化」
「静粛性、ウェットグリップ、直進安定性は向上」
「ハンドリングやヘビーウェットでの排水性能は?」
「ドライグリップは控えめ」

と予想しました。そして結果はというと…

乗り心地〜改善
静粛性〜音量は大差なし、音質はちょっと変わる
燃費〜たぶん大差なし
直進安定性〜やや悪化(?)
ドライグリップ〜たぶんやや悪化
ただ路面の凹凸に対する追従性が改善し、凹凸ある路面で電制が介入してくる場面は減りそう
ハンドリング〜ダルい


走り始めの第一印象は「結構転がる」そして「トレッドが予想以上に柔い」です。

事前の予想と違っていた要因はこのトレッドの柔さと、予想以上に丸いショルダーにありそうですが詳細はまた後日書きます。

ちょこっとだけウェット路面も走りましたが、こちらは何の不安も感じませんでした。ヘビーウェットの排水性能はまだわかりません。

もう少し空気圧を低目に設定すれば良い感じになりそうな気もしますが(これも書き出すと凄く長くなる話ですが)、交換初日の皮むきが終わった時点での暫定評価はこんな感じです。

なので「パーツレビュー」の星は3つにしておきました。
Posted at 2024/02/12 08:43:43 | コメント(0) | トラックバック(0)

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