
フィクションです。
某cafeを満喫した帰り道、道の駅清川を超えた先で、1台の黄色いマシンが後ろに付く。なんだ?このプレッシャーは。
次の信号に引っかかる。私の前には3台。ここは右折して七沢方面に向かうのが近道ではある。でもまだウィンカーは出さず。後ろのやつは耳が赤い、となるとやはりそっち系か?
前の車が1台右折、2台目も右折。そしてまさかの3台目も右折。となるとここはウィンカーを出さず直進がスジでしょう。いくぞ、我が相棒ロードスターよ!
厚木方面に向かうルートは前方が開けた。そして後ろの奴は赤耳。つまり、分かってるっしょ、こんな時。
はい、1速、2速とフル加速。やはり付いてくるではないか!イエローギャング。
3速はそこそこに、4速入れて流し気味に、コーナーはシフトダウンしながらそこそこをキープ。
いや、ピッタリ付いてきますやん、イエローギャング。
単なる帰り道、隣に嫁さんも乗っている。後ろのギャングにはそれが見えているのか見えてないのか。
と言ってもここは引くわけにもいかない。更にペースを上げてギャングの様子を見るしかない。直線はそこそこにしながらも、コーナーはなるべくスピードキープ、立ち上がりはしっかり踏んでいく。タイヤが鳴くような速さではないが、それでも割と頑張ってるほうか。無理はしない程度に。
割と立ち上がり早めに全開にして2つ3つコーナー過ぎたところでギャングは少し距離を離してきた。私はそもそもイエローギャングの戦闘力を把握していない。アレには乗ったことがないのだ。ただ知っているのは奴がFFだということくらいである。
恐らくコーナー立ち上がり全開はアンダーが出て早めには踏みにくいのか?とも思ったりしたが、イエローギャングはそんなにヤワだとも思えない。ペースを少し上げたとはいえ、こちらはカジュアルスポーツなタイヤではあるし、嫁さんいる手前、フルブレーキングとかそーいう大きめの荷重移動は出来ない。コップの水をこぼさないような丁寧かつ安全なレベルでのお話。付いてこれないはずはないだろ。。。でも何か距離を取られている。
というところで前にまた一般車が現れる。そのままファミマのある信号で停止。奴の余裕の表情から見ても、まだまだいけるが今日はここまで、みたいな退屈そうな表情に見えた。
暫く後ろに居たが、私が本格的に伊勢原方面に向かったあたりでまたお山の方へと戻って行ったようである。
これが赤耳のイエローギャングとの初めての出会いだった。また今度会えたなら是非お話してみたいものである。多分お友達になれそうだ。
第一話、赤耳のイエローギャング
終わり
Posted at 2024/12/16 21:54:45 | |
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