メーカー/モデル名 | スバル / レヴォーグ STI スポーツ EX_AWD(CVT_1.8) (2020年) |
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乗車人数 | 4人 |
使用目的 | レジャー |
乗車形式 | マイカー |
おすすめ度 |
5
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満足している点 |
初代レヴォーグ(VM4 D型STI Sports、1.6リッターモデル)からの乗り換え組ならではの視点で書いてみます。思いが強すぎて長文となりますがご容赦ください。 ・トルク感のあるゼロ発進加速、中間加速 VM4で感じていたゼロ発進時のもっさり感がやトルコンの滑り感がなく、街乗りでもトルク感のある気持ち良い走りを楽しめます。パーシャル状態からの中間加速も滑らかでアクセルに対するリニア感も前モデルより改善しています。新開発エンジンとCVTの改良が効いていると思います。 ・高速巡航時の燃費改善 CVTのカバレッジレシオが拡大され、エンジンの改良と合わせて高速走行時にVM4より低回転・低燃費で走れるようになりました。まだ検証中ですが、高速道路100キロ/hで 15-18km/L程度走れそう。 ・改良されたサスペンション VM4では道路のちょっとした段差や窪みでもサスの底付きが発生することがあり、クルマ全体の印象を悪くしていました。今回モデルではきっちり改良されているようです。 ZFダンパー採用でドライブモードセレクトでしっかり硬さが変わるのも面白いですが、コーナリング時にロールを抑えてくれるのも大変素晴らしいです。ピッチング制御もされるようですが、まだそこまでの急制動をかけていないので実感としてはまだわかりません。 ・軽くハンドルを触っているだけでOKなアイサイトのステアリングアシスト 初代レヴォーグはハンドルの保持検知がトルク感応タイプだったので、時々意図的にハンドルに力をかける必要がありましたが、今回は静電容量タイプに変更されたため片手で軽くハンドルを握っているだけでOKになりました。高速道路では手を添えてさえいればほぼ自動運転の感覚となり、人間は自動運転が正常に機能しているかを監視する役割になります。 ・未来感のあるフル液晶メーターと意外と高性能なナビ EXグレードなのでメーターはフル液晶。メーター表示や地図表示を切り替えて使えるのはとても便利。メーターに表示される地図も自動的に拡大・縮小されて見やすいです。また、あまり他のレビューでは触れられていませんが、ナビは音声認識での目的地設定ができる他、NaviConアプリとBluetoothで連携もできスマホで設定した目的地の転送もできるので、今時のナビとして普通に使えます。 もちろん、Apple CarPlay等も使えるのでEXの標準ナビではなくiPhoneのマップ等を使うこともできます。(CarPlay利用時はUSB接続が必要) ・意外と良い音質 以前のスバル車はスピーカーの品質が悪く、オプションスピーカーに換えないと音楽を楽しめませんでしたが、このクルマは純正スピーカーのまま(というか現状は換装不可)でも、音質設定などをいじれば、私的には十分な音質が得られるようになりました。これは望外の喜びでした。 |
不満な点 |
・少し強めにアクセルを踏んだ時に飛び出し感が強い VM4でもあったクセだと思いますが、まだ残っています。ECUが要求トルクに応えるためにCVTを変速させてエンジン回転をあげる動きを行うのと、ターボの過給によるトルクアップが合わさって唐突にトルク増大が発生することで起こる現象だと思っています。CB18はFB16DITより低速トルクが厚くなっていますので、例えばSIモードがインテリジェンスのときはあまり余計な処理を行わず、CVTのレシオを固定してエンジンの回転上昇によって自然にパワーを出すセッティングにしてあげればリニアでナチュラルな加速特性が得られると思うのですが、どうなんですかね。 ・高速域で軽くなるステアリング 速度をあげていくと、ステアリングのどっしり感が薄くなります。ドライブモードセレクトでパワステの重さを変更しても、その傾向は残ります。回し始めの遊びも少しあるように感じられ、世間の評判とは逆にステアリングの操舵感はVM4のほうが良かったと感じます。1ヶ月点検でフレキシブルタワーバーを装着予定なので、それで変化があるか様子をみたいと思います。(VM4ではフレキシブルタワーバー、ドロースティフナー装着してたのでその影響もあるのではと想定) → 追記 タワーバーと前後スティフナー装着でどっしりしたステアリングに変わりました。 ・ちょっと大きくなったボディ 初代レヴォーグのサイズがベストだったのではと思います。数値的には少しの差ですが、見た目にちょっと大きいなぁという印象を受けます。見た目の問題であり、運転感覚としてはサイズアップの印象はありません。 ・センターコンソール画面でのナビ操作がしにくい、ステアリングボタンのカスタマイズができない。 ナビ自体の性能にはあまり不満はありませんが、GUIのタッチボタンがどれも小さく、運転中の操作がしづらいです。特に地図の拡大・縮小がやり難い。 またステアリング左側に装備されているボタンの機能が固定割当でカスタマイズできません。 前車VM4に装備していたKenwoodナビではボタンカスタマイズができたため、ステアリングのボリュームボタンに地図の拡大・縮小を割り当てており大変快適に使えていました。有償アップデートでも構わないので、ボタンのカスタマイズができるようにして欲しいですね。 ・一部、初代モデルより質感の劣る箇所がある パワーウィンドウの操作スイッチの樹脂パーツの質感や操作感が初代モデル(STI D型)より劣る。比べないとわからないレベルだと思いますが、初代オーナーの方であれば、触った瞬間にわかります。あとはパドルシフトのパーツの質感が良くないです。エッジ部分が十分研磨されていない気がします。常に操作する部分なのでもう少し気を使って欲しいところですね。 |
総評 |
ボディサイズ、動力性能、デザインなど含めて自分の中では現状ベストのクルマかなと思います。 特に初代レヴォーグ(VM4 1.6リッターモデル)を乗られていた方であれば、動力性能面やサスペンションセッティングなど不満は解消できると思います。 発売1年を経て数度のリコール、サービスキャンペーン、改善対策があり、それ以外にもECU(EGI)のアップデートやCCU(ナビ)のアップデートなどが出ています。これらを全て適用した結果、現状ほとんど不満のない完璧なクルマに仕上がってきました! |
デザイン |
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フロントやリアのライト周りの造形などは結構好きですが、クルマ全体としてのまとまり感やサイズ感は初代モデルのほうが良かったかなと感じます。
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走行性能 |
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ゼロ発進時、中間加速含めて動力性能に不満はないです。6000回転まできっちり回ります。マフラーアーシングやアルミテープチューン等併用していますが、アクセルを踏み込むと軽く背中をシートに押し付けられるくらいの加速感を感じることができます。また、街乗り領域での低速・中速からの緩加速する際、リニアに反応してくれるフィーリングがとても気持ち良いです。
一方、強めに踏み込んでしまうとCVTがキックダウンのような動きをしてしまうため、レスポンスの遅れと唐突な加速が発生してしまいます。私はこれが非常に嫌いなので、加速したいときはパドルシフトで意図的にシフトダウンして加速するようにしています。 |
乗り心地 |
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ZF社の電子制御ダンパーのおかげで、高級車的な乗り味(クラウン的?)とスポーツカー的なロールの抑えられた乗り味を両立しているのはすごいと思います。ダンパー設定は街乗りからそこそこのスポーツドライブまでNormalモードで良さそう。Sportsにすると普段使いにはちょっとひょこひょこしすぎる印象ですね。
あと、地味に後部座席のシートも改良されており長時間乗車も楽になっています。これは家族には好評です。 |
積載性 |
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初代レヴォーグと同等レベルが確保されていて十分です。特に4:2:4の後席分割シートが素晴らしい。4:2:4は外車では多くありますが、国内ではほとんど例がないのではないでしょうか?
1点だけ不満を言うと、初代レヴォーグでは下部収納にアクセスする床板が前後2分割されていたのが、大きな1枚板になってしまったので使い勝手が悪いです。 せっかく大きな床下収納があるのに、上に物がのっていると床板を持ち上げるのが困難になります。 |
燃費 |
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まだ検証中ですが、少なくともVM4よりは良さそう。特に高速道路走行時の燃費が良さそうな印象。もうすこし距離を走ってから再評価したいと思います。
→ 燃費評価はいくつかBlogのほうで書いていますが、時速100kmまでの高速燃費は15km/L以上を期待できかなり満足です。燃料タンクが大きい(65L)こともあり、長距離ドライブでは無給油でかなりの距離を走ることができます。一方、街乗り燃費はあまり改善されておらずそこは残念。 |
価格 |
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STI Sports EXの価格は安いとは思えません。ただ、昨今の自動車は10年前と比べてどれも価格が上昇傾向にあるためレヴォーグだけが高いというわけではないかなと(自分に言い聞かせました)。またアイサイトXなどの運転支援・安全性能やフル液晶メーターなどの先進機能、走行性能などを含めた総合的なコストパフォーマンスとしては非常に良いのではないでしょうか。
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故障経験 |
故障ではないですが、デジタルルームミラーの露出値が高いのかすぐに白飛びした画像になる。1ヶ月点検時に調整できないか確認してみようと思います。→ ディーラーに相談しましたが、こういう仕様のようで改善はできないとのことでした。 他にはアイサイトの不具合(誤検知で急ブレーキ)などもありましたが、この1年の各種アップデートでかなり対策が進み、不具合と感じていたものはほとんどなくなりました。 |
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