戦艦大和は何故沈んだか…

NHK「戦艦大和 封印された写真」を観た
その内容はとても重いものであった…

世界一の防御力を持つと言われた大和は…
米の総攻撃を受け海に沈んだ…

艦内のカメラマンが撮った1枚の写真を元に
何が起きたのかを番組が紐解いていく


戦争の勝敗を大きく左右するのは海上決戦と
言われる時代に造られた「戦艦大和」

大日本帝国海軍は広島の呉で史上最大の46㎝砲を
計3基搭載…全長263m…排水量が65,000tという
世界最大の戦艦を造り上げた…


しかし…日本が真珠湾を攻撃し大きな戦果を
上げた様に戦争の主力は戦艦から戦闘機に
代わり…戦艦無用論が唱えられ始めた😑

大和は実力を発揮出来ず訓練の日々が続く


戦況が悪化する中…後がなくなった参謀本部からの
「特攻」という2文字が日本軍を狂わせていく
銃に竹槍で挑むという…どう考えても勝ち目の
無い戦争に気づく日本だが
それを終わらせる手立てを見つけられなかった

そんな中…
戦闘機による特攻の考え方が大和にも向けられた…
計画されたのは海上特攻…

艦隊と大和で沖縄へ突入し島に乗りあげてでも
抗戦するという無謀な特攻だ💀

空には大和を含む艦隊を護衛する戦闘機は
1機もない…
延べ300機を超える米戦闘機の総攻撃を受け…
大和甲板は水兵の血と肉片で溢れたという


攻撃を受けた大和は傾きながらもスピードを
落とさず沖縄を目指し続けた…


更に魚雷を受けた大和は火薬庫が大爆発し
3,056人と共に1945年4月7日14時23分


鹿児島 坊ノ岬沖に沈んだ…


4月7日に行われた戦艦大和戦没79年追悼式
失われた命は戻らない…
写真の水兵達の笑顔だけが残った…

もうすぐ終戦記念日を迎える日本
原爆の悲惨さ…戦争で散っていった若い命


罪のない国民は…
沢山の未来と希望を持っていた若い兵士達は

何のために誰のために犠牲となったのか
日本はその命の尊さを決して忘れてはならない