NHKスペシャル…一億特攻への道…

一時的な作戦である筈だった「特攻」特別攻撃作戦は
結局終戦まで続けられた…

飛び立ったその殆どは操縦技術が浅い予科練
（少年飛行兵）であった
それでも…敵空母の甲板を破壊するために
彼らは自らを火の玉として操縦桿を握りしめた


一部だけでも結果を残し…
負けたとしてもその後の日本を有利に導くための
「一撃講和」と言う考えが特攻を更に激化させた


学徒兵の特攻隊が出撃するときに司令官や隊長
あるいは高級参謀などは「いずれは私も行く…
先に行ってくれ」と励ましたり口あたりのいいことを
言って送り出したと言う
しかし…
彼らの中で実際に出撃した者は殆どと言っていい程
いない…
あろうことか自らはその基地から下がってしまったり
戦後になり「あの作戦は志願という形を採った」
等と言い逃れを撒（ま）き散らしている者もいる

多くの若者が青空に飛び立ち…敵艦・敵機に突入した
特攻作戦は世界の戦争に例を見ない日本特異の恥部
ではないかと伯父貴は感じる
何故…誰もが勝てないと分かっているのに…
こんなに多くの尊い命を犠牲にしなければ
ならなかったのか

若者達はどんな思いで死に臨んだのか…

「神」と崇め英雄視するだけでは…
間違った命令を下した狂気の責任は拭えない