すっかり秋めいた気候になり、オープンカーで走るのにちょうどいい季節に
なってきましたね~。夜勤明けの帰り道、屋根を開けて冷たい朝の空気を
浴びながら走ると、眠気や疲れも吹っ飛びます♪
そんな中、私はというと…ここ1週間くらいPCがまともに起動してくれず、
みんカラの整備手帳の更新もままならない状態でした(^^;
※ ここから先は、クルマとは無関係の記事になります ※
具体的には、電源投入後にPOST画面→Windowsロゴ表示→画面が暗転して
POST画面に戻る…の無限ループという状態で、運よくデスクトップ画面まで
到達できても数分で落ちる(強制再起動)といった有様。
セーフモードやコマンドプロンプトでの作業中にも落ちたときには絶望感しか
無かったです((((;゚Д゚))))
コレのせいで、先日の休みなんかは復旧作業でほぼ1日つぶれました…。
私が使っているPCは、組んでからもうすぐ丸8年が経とうとしている自作機。
ハードウェア的には当時出たばかりのAMD Socket FM2プラットフォームを
採用し、OS込み(Windows8→8.1)・グラボ無しで約7万円で組んだ代物です。
後に古いゲーム用に32bit版Windows7Proとのデュアルブート環境を構築、
グラボにGTX970を追加。モニターは前から使っているSONYの液晶テレビを流用。
地味にAPU(CPU)もA8-6500→A10-6800Kにグレードアップしています。
Socket FM2対応APUとしては最高性能の機種で、ヤフオクで中古品をポチりました。
実はここ2年くらいCPUの負荷が異常に上昇して熱暴走する症状に悩まされており、
去年の冬はアイドル状態にも関わらずCPUがフルパワーで稼働し続け、室温4℃の
環境下で無負荷のCPUの温度が70℃を超えるような事もありました。
クルマで言うとアイドリング中、アクセルを踏んでいないのにエンジン回転数が
勝手にレッドゾーンまで上がって戻らないような状態でしょうか。
あと、ケーブル類の接続は問題ないのに画面がチカチカ暗転したり、そのままOSが
落ちて再起動…なんて事もたまにありました。
BIOSの[Core Performance Boost]を無効にしたり、省電力設定の[プロセッサの
最大の状態]を60%前後に抑えたりと可能な範囲で対策はしてきましたが、そろそろ
限界を感じてきたので思い切って追加投資し、本格的な延命措置を敢行しました。
①冷却性能の不足を解消するためCPUクーラーを換装。
(DEEPCOOL GAMMAXX GTE V2)
今までリテール品で事足りていたので、この手の製品は無縁だと思っていました。
電源を入れるとホワイトに光ります。
PCケースが黒ボディ×ブルー発光なのに、なぜホワイトカラー×ホワイト発光の
クーラーかと言うと…単純に安かったからですw
②フロント/リア各1基のみだったケースファンを大幅追加。
■吸気側【フロント】
・120mm×2基 (AINEX SC-120-B)
純正ファンに合わせて、ブルーに光るものを選びました。
ここの取り付けが地味に面倒で、ケース側のネジ穴がインチネジ用だったため
いったん電動ドリルで穴を拡げ、M4×30mmのネジとナットで固定しています。
・80mm×1基 (Arctic ACFAN00207A)
5インチベイの空きスペースを利用。マウンタが無いためタイラップで固定。
我ながらいい加減な取り付けだなとは思いましたが、フロントのメッシュカバーに
ティッシュを近付けると張り付くので、一応効果はありそうです。
■吸気側【底面】
・120mm×1基 (純正フロントファン移設)
使えるものは再利用。ということで、余ったケース付属ファンをここに設置。
電源を入れるとブルーに光ります。吸気の向きで取り付けるとファンを裏側から
見ることになるので、本来の発光状態を鑑賞できないのが難点と言えば難点。
■排気側【天板】
・140mm×2基 (Scythe GELID Silent14 PWM)
ケースファンは装着可能な数いっぱいまでガン積みしました。
まさにパーフェクトコイノスです。
③安定動作の確保のため電源容量をアップ(550W→650W)。
(Antec NE650 GOLD)

以前使用していた電源もAntec製でした。80PLUS GOLD認証電源、セミモジュラー
仕様のコストパフォーマンス良好な電源ユニット。
不安定な挙動はどうも熱暴走だけが原因ではない気がしたので、電源ユニットも
この機会に換装しました。
■PCケース内のエアフロー (青矢印:吸気 / 赤矢印:排気)
■裏配線レイアウト
…結果から言うと、ここまでやってもまだ100%運用は不安が残り、連続して負荷が
掛かるといとも簡単にCPU温度が70℃を突破する事がありました。
しかしながら冷却対策の効果はしっかり出ており、通常使用の範囲では40~50℃台で
落ち着くようになりました。
挙動も安定し、何の前触れも無く落ちる様子は今のところありません。
強制再起動を繰り返してブート領域が壊れると修復が面倒なので、マージンを取って
引き続きBIOSの[Core Performance Boost]を無効、[プロセッサの最大の状態]を
99%に設定して様子を見る事にします。
追加パーツ代はトータルで1万6千円ほど。
Windows11の発売を目前にして、今さら8年前のPCに金掛けるってどうなの?って
感じですが(^^; 今回購入したCPUクーラー、ケースファン、電源ユニットはどれも
流用が効くパーツなので、無駄な出費にはならないはず。
実のトコロ、4K動画の視聴に目をつぶればまだまだ普通に使えるんですよね。
ちなみに私は、20年近く前の初自作機以来(Athlon XP世代)ずっとAMDerですw
あの頃のCPUはコアむき出しで、ビクビクしながらクーラー取付してたなぁ。