ロアアーム交換
目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
中級 |
作業時間 |
12時間以内 |
1
(E)46の仇を(c)25で取る!
E46のエンジンマウントを間違って買ってしまい大損…
マウント交換用に買った工具が使い回せるのでセレナのロアアーム交換をします。交換工賃分で損を補填しようという目論見です。
まずは輪止め、ジャッキアップ、ウマをかけて落下防止のタイヤを入れてタイヤを外します。
2
ロアアーム奥側の取り付けボルトを外すのにスタビライザーが邪魔でソケットが挿せません。まずはスタビライザーの固定金具を外します。見ての通り狭いです。片側がフレックスヘッドになっている13ミリのレンチでチマチマと外します。緩めるだけだとスタビライザーが動かないので片側は抜き取り、車体後方側は下に潜って裏からフレックスヘッドで緩めます。
3
更にスタビリンクの固定ナットを緩めます。これが18ミリのディープソケットじゃないと入りません…^^;
諦めてアストロプロダクツに買い出しに行きます。
ディープソケットでスタビリンクのナットを緩めます。
4
アーム取り付けボルトを緩めます。締め付けトルクが169Nm指定なのでとにかく硬いです。
こちらは長めのハンドルを使って気合いで緩めました。
写真左側のボルトがスタビライザーが邪魔をしていました。
3番目の作業で固定ボルトを緩めておいたのでスタビのアームをずらしてソケットを掛けてこちらも気合いで緩めます。(同じく169Nm)
5
1番の図面の100Nm指定のボルトを緩めます。緩めるだけでまだ外しません。3本ともボルトを残しておきます。(外してしまうとアームがフリーになってしまうので、クソほど固着しているナックル側を外すのにどうにもならなくなってしまいます)
ナックルとボールジョイントの接続ボルトを外します。これまた硬い上に錆でボルトが固着しててなかなか抜けません。気合い。
いよいよ本丸、ボールジョイントを抜きます。
が、これまた錆で固着していて叩いたぐらいだと抜けません。今回は秘密兵器としてタイロッドエンドプーラーを投入。
プーラーを使って少し緩めたらプーラーを外して空いた隙間にナットを入れて嵩増し、またプーラーで少し緩めたら隙間にナットを追加して嵩増し、次は短いボルトにナットをかけたものを隙間に挟んでプーラーで押します。ようやく抜けました。本来プーラーは単体で抜き取りに使わず、プーラーを掛けた状態で叩くのが正しい使用法ですが叩いてもビクともしませんでした^^;
とにかく根気のいる作業ばかり続きます…
(写真は翌朝の反対側の写真です。)
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!!!注意!!!5番目の作業でのボールジョイントとナックルの締結ボルト、高確率で錆び付いていますので新品で左右のボルトナットを用意した方が良いです。品番は最後の関連作業に載せておきます。
ようやく運転席側が抜けました。
この時点で20時、本日分は終了として片付けはじめたら突然の土砂降りでした…^^;
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翌朝。6時から作業開始です。
アーム付きました。ボールジョイントをナックルに繋ぐのに少し苦戦。1時間ほどかかりました。
各ボルトを戻します。今回169Nmで使えるトルクレンチを持っていないので力技で締められるだけ締めました。1G締めも諦めます。
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新旧比較です。タイヤ交換の時に見たほどひび割れは酷くありませんでした…ブーツはプーラーを掛けた時にお亡くなりになりました。合掌…
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続いて助手席側を外していきます。
こちらもスタビのアームが邪魔なので反対側と同じく最初にスタビリンクを緩めます。
次にアーム取付ボルトを緩めます。昨夜は車体下から気合いで外しましたが、今度はエクステンションを駆使して車体外から回してみます。
しかし、昨日握力と腕力を使い過ぎたため全く回りません…
諦めて車体下から1/2の工具で回しました。
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反対側と同じくジョイントとナックルを切り離すべく、タイロッドエンドプーラーを使いチマチマ抜いて行きます。
が、3/4ほど抜けたところでプーラーがお亡くなりになりました…
残りは諦めてエクステンションバーを当ててハンマーで叩いてなんとか打ち抜きました。(用途外使用…)ここも気合いと諦めない心が重要です。
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抜けましたー。
新旧比較。こちらはブーツが裂けませんでした。プーラーの掛かりが浅かったみたいですね…プーラーさんは使い方のミスによる無駄死にだったようです(>人<)合掌…
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新しいアームを取り付けて行きます。
ここでまたまた問題発生。こちら側のボルトがどうやってもネジ山に掛かりません…ああでもないこうでもないと、ネジ山を舐めないように指先の感覚と手探りで外しては付け直し、ボルトを入れる順番を変えたりしつつ3時間の格闘…
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最後のあがき、ジャッキでナックルを押し上げながらアームのR部分と車体の小さな切り欠きのところにパンタジャッキを押し当て、少しずつ位置調整をしながら格闘すること30分…ようやくネジ山に掛かりました!
思わずガッツポーズ^^;
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各ボルトを戻します。
やっぱりここのスタビライザー固定ボルトが一番根気が必要です。
他は気合い。
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最後に18ミリのディープソケットでスタビリンクを戻したら…
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タイヤを戻してジャッキを下ろして完成です!
長かったー!途中何度も心が折れそうになりました。昨夜の3時間と今日が8時間。合計11時間の重作業になってしまいました…
身体中が悲鳴を上げています^^;
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78363キロ。
ハンドルがビシッとした「ような気が」します^_^
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戻す前に下回りの最終確認をしたら嫌なものを発見。
エンジンマウントのトルクロッド(品番11360CY00A)がひび割れています。次はこいつかなぁ。
ロアアームに比べたら楽勝っぽいけどまた罠が潜んでいないと良いな^^;
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