エンジン不調（空燃比リッチ異常）

ナナ猫のマークX、遠方にてエンジントラブルで積載車で帰ってきました。
具体的には、高速降りて一般道走行中、交差点を左折するために一時停止し、発進時にハンチング、その後加速時にハンチングして加速してくれないというものです。
このままでは、帰り高速入口で加速できないので、某商業施設の駐車場に停めて、店員さんの許可を得た上でJAFを呼び、駐車場内で積載車に載せて帰ってきました。
高速使って積載車で運んだので、請求額結構いい金額になりました💧
とりあえず帰ってから故障診断機を接続すると以下のコードを読んでました。

P0172 空燃比リッチ異常
P0175空燃比リッチ異常
P1605アイドリング不調

ただ、困ったことに帰ってきて積載車からおろした瞬間、エンジン不調直ったのですよね。
症状が出なければ、故障探求めちゃくちゃ難しくなります。

故障診断機を接続して調べます。
修理書見たところ、エアフローセンサーとフューエルポンプを点検するようにとの事だったので、エアフローセンサー点検します。
アクセルあおったり、エンジンオンオフ繰り返したりすると、ちゃんと吸入空気量変化しますので、エアフローセンサーではない気がしますが、何となく怪しい。

Ｏ２センサーの電圧を図ると、アクセル煽ると片方は変化するのにもう片方は全く変化しません。
次の日、お世話になっている整備工場で診てもらいました。
ナナ猫「マークXエンジンの調子が悪くて、多分Ｏ２やと思う」
整備工場「エアフィルター社外品（ＨＫＳ純正交換タイプ）にしとるやろ、それで空燃比調整がうまいことできてないんやろ」
という事で、純正戻しの相談しにGRガレージに行きました。
ナナ猫「これ純正戻したいんやけど、いくらくらいする？」
GR「何か戻したい理由あるの？」
ナナ猫「エンジン不調で、フィルター原因って言われたんやん。このフィルター気に入っとったんやけど、仕方ないから純正戻して欲しい」
GR「キノコタイプのエアフィルターならその手のトラブル起こることあるけど、純正交換タイプのフィルターで故障コード検出するレベルの不具合起こすの見たことないけどな〜」
ナナ猫「そうなんや。でも、どうしょうな〜そのままにしよっかな、ちょっと考えさせて」
その日の夜、お世話になっているディーラーに電話して
ナナ猫「何かマークX空燃比リッチ異常で、とりあえずエアフローセンサ変えて様子見るから注文しといて」
ディーラー「分かった」
ナナ猫「ちなみに、マークXでこの手の不具合なら、何が多い？」
ディーラー「話聞く限りやとＯ２センサーっぽいな〜、とりあえず、エアフローセンサーとＯ２センサー交換して様子見てみ」
ナナ猫「ちなみにＨＫＳのこのフィルター使ってるんやけど、これが原因ってことある？」
ディーラー「いやいや、それやと空燃比リーン異常になるやん」

さて、先ほどの画像をもう一度出します。
整備工場、ナナ猫、ディーラー、GRガレージにて、見解分かれましたが、ここでナナ猫の違憲です。
まず、分かっている事は
①空燃比の制御異常
②症状が起きたり起きなかったりする

ここで、なぜなぜ分析をします。
なぜ空燃比の制御が上手くできないか→エアフィルターを社外品に交換したから→なぜ症状が起きたり起きなかったりするのか→……
これでは不具合の真因とは言えなさそうです。
もちろん、気温や湿度など総合的に判断してとか言い出せばあれですが、「それがどう影響してどのように不具合が出たか、再現性があるか」とか言い出せば不具合の真因とは言えなさそうです。
なぜ→電装系？→エアフローセンサー、Ｏ２センサーの不具合で空燃比制御できない→なぜ不具合が起きたり起きなかったりするのか→センサーの反応が悪い→なぜセンサーの反応が悪いのか→センサーが経年劣化で反応が悪くなった
こう考えれば不具合の真因にたどり着けます。
という事で、エアフローセンサーとＯ２センサー交換します。

新品のエアフローセンサーが届きました。

作業方法は簡単。
カプラーを抜いてネジを外せば外れます。

外したエアフローセンサーですが、白い液体のようなものが滲んでいます。
もしかして、液体金属か何かが漏れ出したのか？

新品を取り付けたのですが、元々付いていたのと品番が違うのですよね。
恐らく、品番変更がされたのでしょう。
なぜ品番変わったのだろう？
ディーラーに聞いてみましたが、ディーラーの人も分からないそうです。
知っている人いたらコメントで教えて下さい。

エアクリーナーのダクトです。
これは原因ではなさそうですが、ついでにここのクッション材を張替えます。

ダイソーのクッションテープです。

外して貼ります。

綺麗にできました。

ＥＣＵをリセットします。
バッテリーのマイナス端子を外してしばらく置きます。

マークXバッテリーのマイナス外すとこのコード読むのですよね。
残ってるとフェールセーフがかかるのか違和感が出るので、消します。
その後、しばらくアイドリングさせて試走してみましたが、問題ありません。
ただ、ディーラーの人が言っていたのが「マークX、エアフローセンサーあんま壊れない」との事です。
もちろん、機械なので壊れるときは壊れますが、念の為Ｏ２センサーも交換しておきます。

Ｏ２センサーめっちゃ変なとこにあります。
反対側はもっと変なとこにあります。

参考までに家族のN-WGNです。
めっちゃ交換しやすいところにあります。
何でホンダの方が変えやすいとこにあるんだよと突っ込みたくなります。
まぁ、そんなこと言ってても仕方ないのですが、ナナ猫Ｏ２センサー変える自信ありません。
という事で、お世話になっている整備工場に依頼します。

マークX帰ってきてきました。
外したＯ２センサー返却してもらいました。
すごい変な形してます。

先っぽですが、思ったよりカーボン少ないです。
マークXも試走してきましたが、調子良くなっていました。
これで様子見ることにします。