その2より続き
10/20 作業18日目

錆びてゴツゴツになっていた燃料タンクのホース口をヤスリで均し、燃料ホースも新品に交換。とりあえずこれで燃料漏れは止まったと思われる。

部品注文のついででモノタ○ウのタイミングライトを調達。今回の修理のために購入したが、後々使う機会もあるだろうと思い自費購入。

フライホイールを外し、軸部のカム山とジェネレーター側のフェルトにグリスを塗る。これをしておかないと、ポイントヒールの消耗が早まり不調の原因になりかねない。組付け時にすっかり忘れていた(^^;

エンジンを掛けて、タイミングライトを当てて点火時期の微調整にかかる。前回、テスターの抵抗値でなんとなく合わせてアイドリングが安定するところまでいっていたが、まだまだこの通り遅角気味に点火タイミングがズレている。

コンタクトブレーカーのネジをゆるめ、0.数ミリの微調整を繰り返してなんとかドンピシャのタイミングに持ってくることが出来た。長いことカブを維持ってきて初めての作業だったが、本当に紙一枚のような微調整でなかなか根気の要る作業だった。
10/21 作業19日目
キーホルダーの重力で曲がっているメインキーのスペアを制作してもらうため、お世話になっているカブ系に詳しいバイク屋さんまで試運転がてら走行。申し分なく交通の流れに乗れて、アイドリングも安定している。
キャブのセッティングはノーマルより若干濃いめにしているが、ボアアップ75ccに対してマフラーが50純正モナカのため、何をしてもアンバランス感は否めないので焼け過ぎない程度で普通に走ればこれで良いかと思う。(自分のカブの作業もあるため、もうあんまり時間かけてられないのはナイショ)

肝心の合鍵は、古すぎて在庫に無いということで、まさかの取り寄せ・・・。
1969年メイト号が有ったので、メジャーなカブだからあるかと思ったが。
11/03 作業20日目

対応スペアが入荷したとのことで再びバイク屋さんへ。なんと鍵メーカーにも在庫が無かったそうで、横のつながりのバイク屋さんに2本残っていたうち1本を送ってもらったそうだ。
コーヒーを頂きながら、祝日午前の与太話を楽しみつつ・・・。

もちろんばっちり動作し、ガタが少なくなった。あまり重たい要らないものはぶら下げないようオーナーに伝言せねば。

何もかもグズグズの状態から3か月。秋晴れの中、気持ち良い排気音で軽やかに走るカブに仕上がった。今月下旬には元オーナーのもとへ引き渡しすることになったので、修理作業はこれにてお終い。良い経験になりました。
ちなみに今回の修理で、部品代だけで
7万円かかりました。
これ、お店でやったら普通に10万は超えますね。一応、工賃はもらいますが。
6Vポイント車は手間かかるので、最低限でもDIY出来る方が長く付き合えるでしょうね。
それにしても、10年前はこの部品代以下の値段で完調の行灯カブ前期が普通にバイク屋さんに旧車~♪なんてポップ打って販売されていたが・・・今じゃ絶対手に入らんかと・・・。
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整備 | 日記
Posted at
2023/11/08 21:34:55