ライトの曇りの考察

HIDのツブツブLED付のヘッドライトの話です。
ヘッドライトのコーティングの細かいクラック、気になるのはライトオンして、それを横から見た時、クリア層の断面にヒビが見えますが、正面からはあまり見えないし、昼間はほとんど見えない。
物が比較的新しいので見た目はシャープでスーパークリア。
だから見て見ぬふりをしていましたが、どういう訳か左だけひどく、左を中古品をオクで入手。後で右もひどくなったのですけどね。
ここのラベルはもともと付いていた物で2019年11月14日のシリアル。って俺の車体は2015年ですよ、中古車両だから販売店だか前オーナーが交換してたのだろう。はじめは2014年11月19日と思って整合とれてると思ってオリジナルだと思っていた訳なんですが違ったわけです。オクで入手したものはなんと2021年式。磨いた後の物と思うので黄色に変色する可能性もありますけども、まあクラックもなく美品でした。付け替え後問題なくルックスを保ってます。

さておき、遅ればせで右も中古で購入したのですが、HIDのツブツブLEDの中古のタマもそろそろ市場から尽きてきてるようで、程度の良いのはそうそう無いようです。
こんなことなら左右両方で出品されているのを思い切って購入した方がロットのバラツキも少なくて済んだのですが。
右は2010年式のをゲット、クラックも変色も無かったが、中がどうやら水滴の後のようなのやゴミの様なのが少しあるみたいで。冬の夜にヘッドライトウォッシャーをかけて走行するとウインカーやライトの底辺あたりが曇ります。その曇り、レンズの合わせのコーキングの甘い箇所から水が浸入するのかして、そこをシューグーのクリアでコーキングしたのですが、
それ以外にも新しいロットとは違う部分があり、そこを新ロットの様に改善しました。それがここの前方後円墳の形のモールドの穴。これが2010年のものは穴が開いてます。新しいロットのは金型から塞がり、穴などありません。

それとライト外側の裏側のここ。
この2箇所は真ん中にあるゴムのチューブのあるベンチレーションと同じで、熱や場合によっては蒸気を排出する穴が開いてるのです。だけどこの2箇所は新ロットでは廃止されています。不要なもの以上におそらくここから湿度が高いときの温かくなったライト内部と外気温の格差でライト内部に蒸気が発生する可能性があります。

こういうパーツがここにハマっていまして、内気を排出し易く、外気を浸入しにくくする狙いの仕掛けがある、簡易バルブになってるのですが、ほとんど意味がない。それどころか内部が曇る。

このようになってるのですよ。古いロットは。新しいのは塞がってるのでこのパーツは有りません。

ライト外側のここも同じく。だから追加のコーキングに合わせてここ2箇所はパーツを取って、穴を適当なキャップで塞ぎました。（PVCチューブを差して自転車のバルブのキャップをつめて塞いだだけ）

真ん中のベンチレーションは新旧ともに存在してるので、ここはそれなりに機能を期待されてるのと思います。まあ熱を排出しないとダメですし。蒸気を排出したいのは、ここのチューブを外すよりライト裏側のゴムのキャップカバーを外す方が簡単で排出量も大きくみこめますから、ここを無理して触ることは不要と思います。

という訳でコーキングが効いたのか、意味のない穴を2箇所塞いだのが効いたのか、どっちが原因なのかは突き止めていないのですがライト内部の曇りは皆無になりました。
先に穴だけ塞いでテストすれば追加コーキングは不要だったかもしれませんが、何度も付けたり外したりは面倒ですからね、でもあの2か所の穴は頭によぎったのですよ。ここを塞がないと曇るよって。要するにこの穴の所為で水の侵入でなくライトの熱と大気中の水分で曇るのだと思います。



フロントのロアアームのブッシュ交換後、アームの交換はまだやってません。
もっと暖かくなって、ゴムが柔らかくなる季節になってからの方がいいかなという考えですが、最近雨も多いですしね。作業するのは腰が重い。
ただ後側のブッシュのボルトを止める箇所は比較的薄い鉄板のプレスによる部材の構成になっていて、長期的に見てですね、あまり強化ブッシュなどで応力を掛けない方がいいかもしれない設計故の、あのスカスカのブッシュなのかも知れません。フレームではなくブッシュにダメージを、の思想があるように思えて仕方がない構成。R32やTTはどんな構成なのか知らないのですが6Rポロですしね、一度組付けして手でアームを動かして観察する必要があります。
その時の感じ方ではノーマルのマイレなどのブッシュに戻すかも知れません。
まあまたそのうちに。