水温警告灯を追加
目的 |
チューニング・カスタム |
作業 |
DIY |
難易度 |
初級 |
作業時間 |
3時間以内 |
1
水周りのトラブルを出来るだけ早く察知するため、水温が100℃付近になると意識していなくても目に飛び込む水温警告灯を追加することにした。
夏場は水温を気にして水温計を頻繁に見ているが、常時見ているわけではない。
冬場はそもそも水温が高温になると思っていないので、水温計を見る頻度が減る。
なので、ラジエーターホースの裂けなどによるトラブルが発生した際、急激に水温が上昇しても気づくのが遅れることが想定されるため、少しでも早く気付き、オーバーヒートを回避することを目的とする。
2
センサー部分の部材。
左から、
・サーモスイッチ(210F~195F)
ねじ山 NPT 1/8
・NPT 1/8用 溶接ボス(スチール製)
・ミニ1000用ヒーターテイクオフ(中古)
3
ヒーターテイクオフのホース差し込み部をグラインダーでカットし、NPT 1/8溶接ボスを溶接。
その後、錆止めに艶消し黒で塗装。
4
センサー部には、210F(約99℃)~195F(約91℃)のサーモスイッチを使用。
本来は電動ファンを制御するための物。
約99℃を越えると電動ファンが動作し、約91℃を下回ると動いている電動ファンが停止する、といった使い方をする。
今回はこれで水温警告灯のLEDを光らせる。
5
取り付け前にサーモスイッチの抵抗値の変化を確認。
300℃くらいのヒートガンで炙り、サーモスイッチの温度が上がっていくとある時点でテスターが導通反応し、その後徐々に抵抗値が下がっていく。
なので、99℃になったら急に導通するようなものではなく、それくらいの温度になったら電動ファンが動く程度まで抵抗値が下がるというもの。
よって、何℃で動くか=どれくらいの抵抗で動くか=どれくらいの電圧で電動ファンのリレーが動くかは、使う電動ファンによってバラツキがある。
6
水温警告灯には、キタコのLEDパイロットランプ(赤)を使用。
消灯時は、クリア(透明)で、点灯すると赤く光る。
サーモスイッチを接続した場合、最初はクリアで、ある時点から薄っすら光りだし、徐々に明るく光る。
参考までにヒートガンで炙りながらセンサーを取り付けたヒーターテイクオフの表面温度を堀場製作所の非接触温度計で測ったところ、87℃付近から薄っすらと光だし、100℃付近でまぁまぁ明るく光るって感じ。
ヒートガンで炙っているので、センサー内部の温度より表面温度の上昇がかなり早いと考えられるため、実際の点灯タイミングはもう少し高い水温の時になると思われる。
なので、実際に水温警告灯として使用した場合、100℃でもあまり明るく点灯しないかもしれないので、取り付け後、試しに100℃くらいまで水温を上昇させたときの光り具合を確認し、その結果で使うLEDランプを変更するかもしれない。
7
センサー部は、ヘッドの左手前に取り付け。
元々ミニ1000は、ここにヒーターホースを取り付け、室内のヒーターコアに繋いでいるが、私のミニ1000は1300と同様にサーモハウジングのサンドイッチブロックにヒーターホースを繋いでいるため、ここは塞いでいた。
今回、この場所を有効活用。
万が一クーラントが漏れるのが心配なため、溶接部に多めにシール材を盛って取り付けた。
8
LEDランプは、ドーム型のホルダーで、ダッシュボード上の右端に取り付けた。
取り付ける際、薄っすら光っても気づけるようにドライビングポジションで座った際の目の位置に正面が向くように取り付けた。
9
水温の上昇の気づきの契機とするために光らせるが、真夏で水温が上昇し、異常でなくても水温が100℃付近になった時にずっと光っていると鬱陶しいので、水温警告灯をキャンセルするスイッチも取り付けた。
10
私のミニ1000のメーター周り。
左右対称でもなく、並びも洗練されておらず、美しくない。
私としてはデザインよりも実用重視なので、日ごろからよく見るメーター類をダッシュボード上に並べている。
特に重要なタコメーター、水温計、油圧計は、運転中に出来るだけ視線移動させなくても見える位置としている。
今回追加した水温警告灯は一番右端だが、前述したように目の位置に正面が向くように取り付けてあり、日ごろはクリア(透明)なので、少しでも赤く光れば目線に入って気づくと思う。
光る強さは、今後確認・チューニングしたい。
11
今日は最近としては暖かかったので、電動ファンOFF、サブラジエーター全閉で、高速を120オーバーで巡行したり、近くの峠で高回転域を多用したりしたが、なかなか水温が上がらず、結局88℃くらいまでしか確認できなかったが、この温度では水温警告灯はピクリとも反応無しで、全く点灯しなかった。
光る強さの確認・チューニングが出来るのは春以降になるかも。
まぁ、それまでに水周りのトラブルで水温が上昇すれば、気づけるくらいには光るはず。。
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