【Link G4X】ELM327でOBDデータをスマートフォンに取得

LinkECUのOBDデータを、ELM327を使ってスマートフォンで取得してみたいと思います。

Bluetooth経由になります。

ELM327とOBD用のハーネスを用意。

ELM327はアマゾンで1000円位の物。足車のバモス用に最近買いました。

OBD用のハーネスは用意してから2年近く放置されており、最近発掘されました。DTMカプラーを使って、既存のCAN配線に割り込み出来るようにしてあります。

OBDコネクタのピンアサインはググると情報が沢山出てきますね。

16ピンもあってややこしいですが、必要なのは電源系とCAN Hi/Loの4本線だけです。

LinkECUに、既存のハーネスに追加する形でOBDハーネスを接続。

久しぶりのMonsoonちゃんです。

LinkのCAN設定。

ビットレートは「500kbit/s」。

OBDの項目の「ISO 15765 on CAN 1」にチェック。

通電。

赤い通電ランプの他に、緑色の通信ステータス用のランプ？っぽいのが、早速点滅し始めました。

スマートフォン側のアプリは、IOS版の「Car Scanner ELM OBD2」を利用。

バモスで最近使っている物をそのままです。

アプリの設定から接続プロフィールを編集します。

LinkECUのOBDデータが「ISO 15765」のようですので、近い物を使う必要があります。

Hondaのカテゴリの中で、「OBD-Ⅱ/EOBD + AT/CVT(CAN)」がISO 15765-4で近そうなので、こちらを利用しました。

他の車両メーカーでも同じように近いモノがあるかもしれません。

接続プロフィールの設定が済んだら、接続テストです。

あっさりと接続されました。

実際にデータが取得出来ているかテストします。

試しに水温をやってみます。

LinkECU側の水温センサーのキャリブレーションを弄り、仮想で50度にします。

スマートフォンアプリ側に戻り、水温を確認。

50度になってますね。成功です。

PC Linkでキャリブレーションデータを弄る度に温度が追従するので、うまくいっているようです。

今回の作業は、旧車にOBDが付くという夢広がるモノでしたが、バスエラーなどもそこそこ出ており、安定させるのは大変そうです。表示更新速度も遅いです。

そもそも、このままではCanLambdaとの併用も出来ませんし。レートを統一するなど、もう少し研究が必要です。

簡易な物は簡易でしかないと割り切って、専用品を使ったり開発する方が良いかもしれません。