箱根山あじさいツーリング あじさい電車編
投稿日 : 2013年07月03日
1
強羅を出たのは午後3時過ぎ。
明るいうちに沿線をロケハンしながら箱根湯本駅へと向かう。
実は事前に箱根登山鉄道のウェブサイトから、夜のあじさい号の運行案内をプリントアウトしてあったのだが、出がけに持ってくるのを忘れてしまった。
箱根湯本の案内所に行けば、パンフレットぐらいあるだろう。
そういえば、箱根湯本には昨年、「えう゛ぁ屋」なる『新世紀エヴァンゲリオン』のグッズを扱うショップがオープンしたんだっけな。
2
強羅の街を歩いて一汗かいたので「LCLドリンク」で水分補給。
マウンテンデューとアセロラドリンクをブレンドして、作中に登場する「LCL」という液体の色を表現したらしい。
味は何となくオロナミンCのような感じ。
3mm角ほどに刻んだ蛍光イエローの寒天も浮いているが、そんな描写が作中の映像にあったかどうかはよくわからん。
ストローで拾って食べてみても、ジュースの味だか寒天に付いてる味だかよくわからないぐらい薄い味。
3
駅の案内所でパンフレットをもらい、あじさいのライトアップ区間を確認して、再びロケハンしながら二ノ平に取った宿へ向かう。
大平台駅のスイッチバックで立ち位置やフレーミングを構想していたら、ウォーーンとモーターを唸らせながら、モハ1形とモハ2形の合体編成が登ってきた。
音声入りの動画を撮るなら良いポイントだな。
でも写真にするにはちょっとごちゃごちゃしすぎてる。
4
大平台駅から折り返して登っていく、先ほどの編成を撮ってみる。
こっちも微妙だなあ。
もっとあじさいがわんさかフレームに収まってくれる画角が欲しいなあ。
それに、夜の撮影となるとシャッタースピードが車両を捕らえられるか自信がない。
いったん宿にチェックインしたのち仮眠をとり、再びこの場所に戻ってきたら先客がいた。
しかしその先客は花壇の中に踏み込んで三脚を立てる心ない撮り鉄だった。
一眼レフを構えているが、動画撮影なのか、三脚の足を畳んで一脚のように軸にしてレンズを振り、がさがさとあじさいを蹴散らしている。
とても気分が悪くなったので場所を変えることにした。
5
腹も減ってきたので目に付いたラーメン屋でモツ煮ラーメン大盛りをがっつり食って気分を晴らす。
気を取り直してやってきたのは宮ノ下駅。
ライトアップの光が直接レンズに入らないように、かつ、パンタグラフを切らないようにフレーミングするのがちょっと難しかった。
しかし、線路脇に小道があって遠慮なく三脚は立てられるし先客もいない。
ライトアップの光量もたっぷりあって、停車している電車を撮れるから、夜の撮り鉄初心者にはちょうどいいかもしれないな。
1時間半ほど宮ノ下駅でいろいろ試しながら撮影して満足。
22時にはホテルに戻って汗を流し、翌朝に備えた。
6
翌朝も大平台踏切付近でモハ1形を追う。
朝の光を浴びて輝くあじさいを前景に撮ろうという試み。
しかし残念、空は厚い雲に覆われていた。
7
こういうときは車体の影が濃くならないから、花を主体にするよりは車両を主体にした方がいいか。
初めて訪れた箱根登山鉄道は、知らなかった事実も発見できて面白かった。
車両が通った後に第4種踏切を渡っていたらレールがしっとり濡れていることに気がついたり、JRと違って昼間は前照灯も尾灯も点灯しないで運行するとか。
また来よう。
今度は乗客が少ない時期を狙って、車内をたっぷり堪能したい。
8
だんだん気温が上がって蒸し暑くなってきたので、箱根登山鉄道を後にして風を切って走ることにした。
向かった先は箱根峠。
しかし、標高が上がるにつれて霧が濃くなり、路面が濡れている。
箱根峠から眺める芦ノ湖も霞んでる。
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