姫路ツーリング その2
投稿日 : 2017年03月26日
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さらに西へ進むと、絶賛取り壊し中の大将軍駅跡。
何階建てだったか知らないけれど、駅より上の階は住居でマンションとテナントと駅が合体した建物だったらしい。
モノレールが貫通するマンションなんて、子供のころにわたしの身近にあったら、毎日ぼーっと見上げていただろうなあ。
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大将軍駅から先は南方向へカーブして、新幹線と立体交差する。
新幹線の車窓から何度も見下ろしたことがある廃線跡だ。
初めは、小学校に上がる前のころだったと思う。
東京から島根のじいちゃん家まで新幹線に乗って行ったとき、山に向かって緩やかにカーブしながら向かうモノレールのレールを見て、「どんなモノレールが走っているのだろう?」「乗ってみたいな」なんて期待したものだ。
やがて島根に引っ越して、高校生になって島根から受験旅行で大阪や東京へ出かけたときに、そのレールが一部撤去されていて、廃線跡だということに気がついた。
廃線跡めぐりに来てみたい。
ずっとそんな淡い思いを心の片隅に抱えて数十年。
ようやくその日が訪れた。
残念ながら新幹線の車窓からわたしに印象を与えた部分はすでに消失していたけれど、今は車両が公開展示されるようになった。
ぜひ、見に行くべし。
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手柄山の麓の駐輪場にバイクを止めて、水族館のある建屋に向かって登る。
エレベーターから渡り廊下を歩くと、正面に大きなアーチ状の出入り口。
あれはモノレールが手柄山駅のホームに入線していた出入り口に違いない。
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渡り廊下の床にもモノレールをデザインにしたタイルが…
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先ほどの入り口を入って階上に上がると、ついにモノレール車両にご対面。
昭和30年代としては大人しめか。
キャデラックデビルみたいなデザインを積極的に取り入れて先進的なイメージを表現していた乗り物のデザインに比べるとインパクトは薄い。
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とはいえ、アルミハニカムの殻構造とか、地味に先進技術が取り入れられていたようだ。
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客室内は普通の鉄道とあまり変わらない。
東京モノレールのように、室内の中央に張り出した構造のせいでシートの配列が変則的になっている部分はない。
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展示室には開業当時の地元新聞もあった。
先ほど見てきた姫路駅から山陽電鉄との立体交差までの線路が写っている。
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