北海道ツーリング 3日目
投稿日 : 2019年08月03日
1
3日目は8:30過ぎに出発して釧路を目指す。
道東自動車道のおかげで便利になった。
わたしが札幌に住んでいたころは帯広の郊外の短い区間しか開通していなくて、ほとんどありがたみを感じなかったけれど、今では千歳から釧路の西の端っこまで繋がった。
札幌と帯広を往復するとき、夕張と日勝峠の間の山間部が一番つらかった。
山しか見えない単調な景色で、大型車の交通量が多いから流れもよくない退屈な道だった。
道東自動車道も景色が退屈なことには変わりはないが、大型車の平均速度が上がったし、追い越し可能な区間も多いので、前日の千歳恵庭JCTからトマムICまでの移動はあっという間に感じた。
帯広から釧路の移動も早かった。
「北海道をバイクで走るのに高速道路なんて味気ない」なんて声も聞こえてきそうだが、高速道路が通っているあたりは下道を走ったところで大した魅力を感じない。
もっとおいしいところをたっぷり堪能するためにも高速道路は活用したい。
2
釧路市内に入ると所々で霧が濃くなり、ヘルメットシールドが濡れて視界が悪くなる。
ジャケットに浸透するほどの水の量ではないから合羽を着なくても平気だが、視界の悪化は雨で濡れるよりたちが悪い。
市の中心部にあるフィッシャーマンズワーフmooに到着したのは11:00ごろ。
予定よりも1時間ほど早く着いた。
大昔に来たときの印象よりだいぶ閑散としている気がするのは、平日の午前中だからだろうか。
もっと鮮魚店が多く出店していて、舞鶴の道の駅「舞鶴港とれとれセンター」ぐらいの活気は少なくともあったような記憶があるんだけど。
ともあれ、横浜で待つツレにカニを送って、わたしの休暇中に代理で仕事をしてくれている同僚にカマボコを送って、ついでに昼飯。
だが、早く着きすぎた。
お土産を選んだり送り状を書いたりしてもなお、飲食店が開く11:30までしばらく待つことになってしまった。
3
午後は釧路湿原を横目にR240を北上する。
このツーリングの1週間後にブラタモリで釧路湿原をやっていたけれど、東側にある高台から湿原を見渡せるというのは知らなかったなあ。
考えてみれば、何度か釧路には来たことがあってもゆっくりと湿原の展望台とか見て回ったりしたことはなかったな。
次に来ることがあったらブラタモに出てきた展望台、たぶん細岡展望台というやつに寄ってみよう。
阿寒湖の湖畔では旧国道のフラットダートをかっ飛ばしつつ北見へ向かう。
やっぱり北海道はダート路の宝庫だよな。
ムルティストラーダみたいに重いバイクでも安心して3速まで上げて走れる、フラットでまっすぐなダート路が至る所にあるのだから。
4
途中、道の駅「あいおい」で休憩。
5
ここはかつて国鉄相生線が走っていた時代の終端駅、「北見相生駅」だったらしい。
塗装がボロボロになったキハ22が置かれている。
廃線になったのは昭和55年だというから、およそ40年前の国鉄時代だ。
6
北海道は残念なことに鉄道路線の廃れようが本州よりも著しい。
北海道ちほく高原鉄道 ふるさと銀河線もいつか乗りに行こうと思っていたのに、いつの間にやら廃止されてしまった。
廃線跡を巡る旅に目覚めたのも、北海道の廃れ行く鉄道路線のおかげだった。
あれは夕張を独りでキャンプツーリングしていた時のことだったか。
月明かりの明るい夜、シューパロ湖にかかる鉄橋を眺めていたのがきっかけだったなあ。
7
まだ明るい17:00ごろに北見に到着。
ダートを調子に乗って走ったせいで、バイク泥だらけになってしまった。
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