ヤマハナイケンをレンタルしてみた
投稿日 : 2020年04月05日
1
スクーターのトリシティと同じく、車体をバンクさせて走ることができるフロント2輪の3輪車、ヤマハの言うLMW(リーニングマルチホイール)である。
走っているのを見かけたのは2回ほどあるが、初めて見たときは対向車線を向かって来ていて、真正面から見た姿に思わずガザミを連想してしまった。
2
その特徴的なフロントカウルには複雑なリンク機構が納められていて、ただ車体を傾けるための機構だけでなく、舵角を当てた際にカーブの内側になる車輪が外側の車輪より若干大きく向きが変わる「アッカーマン機構」も備わっている。
このアッカーマン機構は4輪の自動車にも古くから一般的に使われているもの。
3
跨がってみると、メーターの脇に張りだしたコブが目を引く。
このコブの下にサスペンション機構が上下する空間が確保されていて、フロントカウル周りに小物入れが装備されているわけではない。
タンクからフロントカウルへかけてのボリューム感は大きいが、ムルティストラーダと比べても圧迫感は感じない。
全体的に低いフォルムに作られているせいだろう。
ミラーはハンドルバーより低い位置にあり、バーエンドやレバーが映り込む。
視線の角度に違和感は感じないが、クラッチ操作の際に視界の端でミラーに動くものが映る。
レバー操作をする自分の指先を、左後方の近い距離にバイクがいるのかと思って、左折するときなんか、ついドキッとしてしまう。
4
ボリューム感のあるフロントに比べ、スリムなリヤスタイル。
格好はいいけど、もうちょっとツーリングを意識した作りにして欲しいな。
荷物フックは一切ないし、リヤシートにボストンバッグをヘタにくくりつけるとテールランプを覆ってしまう。
5
リヤシートもスタイル重視で、ムルティストラーダに比べると座面が鞍型になっていて、荷物を載せにくい。
タンデムしたときも、後席は長く座ってはいられないだろうな。
関連リンク
[PR]Yahoo!ショッピング