恐羅漢山(その1)
投稿日 : 2015年08月18日
1
ほかの利用客は自前のタープを用意して、タープのしたでバーベキューをしている。
うちもタープを持ってくればよかったなあ。
炊事場には屋根があり、ほかの利用客は使っていないので、ここに陣取ってバーベキュー開始。
1人あたり2200円で、食材だけでなく紙皿と炭が付き、炭焼きコンロも貸してくれて、後片付けもおまかせ。
食べ物はたっぷりで、8人前を大人4人、子供5人で食べたが、おなかが苦しくなるぐらい食べても余るぐらいだった。
体育会系男子学生の団体でもなければ、足りなくなることはないだろう。
炭焼きコンロの用意と片付けまでしてくれて2200円なら食材はちょっとしかないんだろうな、なんてタカをくくって、うちからも少し肉を持ってきたけど、それにはぜんぜん手を付けずに終わってしまった。
こんなときは、余った生の肉をどうするか困っちゃうんだよね。
2
夜になっても雨は止まず、気温は下がる一方。
炭火の火が弱くなってくると、半袖でビールを飲んでいたら、肌寒くてまったりしていられないぐらいである。
明日もこんな調子だったら山登りは中止にしようかねえ、なんて話しながら夜は更けて、そろそろ布団に入ろうかというころ、近くを通りがかったよその家族が「あ、流れ星!」と声を上げた。
木の枝からぱらぱらと雨粒が落ちてきていたのでまだ振っているのかと思っていたが、見上げれば雲ひとつない星空が広がっている。
寝る前に、ペルセウス座流星群を眺めてみるか。
ペルセウス座はまだ低く、広場の東には管理棟の明かりが煌々としていたけれど、あわよくば流れる瞬間を写真に収められるかとカメラを天頂に向けてみた。
3
10個ぐらいは目視できたものの、さすがにそのタイミングをつかむことはかなわなかった。
30分ほどで雲が出てきたし、翌朝は早起きしなければならないので、12時過ぎに撤収した。
4
翌朝は6時に起きて朝食の準備。
前日の霧と雨がウソのように晴れ上がっている。
今回泊まったのは、キャンプ場に建てられたケビン。
板張りで6畳ほどの広さがあり、4畳半ぐらいのロフトもあって大人4人、子供5人で寝ても余裕があった。
独り暮らしサイズの冷蔵庫や、6人ぐらいで囲めるテーブルもあるから食事も室内でゆったり過ごせる。
あえて難を言うなら、雨の日でもケビンの前でバーベキューができるような雨よけがあったらいいな。
5
支度を整え、7:50にキャンプ場脇の登山口から上り始める。
友人2人と友人の息子くん、姪っ子1号、甥っ子1号、そしてわたしの6人パーティー。
妹と姪っ子2号、甥っ子2号はキャンプ場で留守番である。
スキーゲレンデを迂回するように西側斜面を北へトラバースして 夏焼峠(なつやけのきびれ)から尾根伝いに山頂へ向かう「夏焼ルート」を行く。
前日の雨のせいで道を水の流れが横切るが、勾配は緩やかでよく整備されていて歩きやすい。
6
8:20ごろ、夏焼峠に到着。
7
ここから標高1137mのピークまでがやや急登で息が上がる。
足下が少々ぬかるんでいて、しっかり踏みしめないと滑るところもあった。
どうやらここで姪っ子が足をくじいたらしく、歩みが遅くなる。
8
ピークをすぎて緩やかなアップダウンののち、9:30、標準コースタイムどおりに山頂に到着。
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