傘松ケーブル&天橋立(前編)
投稿日 : 2013年01月06日
1
実家を午前2時に出発し、成相寺に到着したのは午前6時だった。
ここから成相山パノラマ展望台まで車で上り、ぬくぬくと日の出を待つ算段だったのに、除雪されているのは成相寺の駐車場までだった。
試しにアルトでラッセルしてみるが、とても上って行けるような雪の深さではない。
ジムニーに四輪チェーンでなら、なんとかなるかも。
(写真は日の出後に撮影)
2
しかたがないので成相寺の駐車場にアルトを置いて、歩いて上ることにした。
パノラマ展望台まで地図上の道のりはおよそ1.1km。
標高差は144mで、平均勾配は13.4%。
雪中行軍を加味して、目的地までの所要時間は30分といったところか。
日の出は7:08だから、まだ薄明かりの6:30ごろにアルトをあとにして上り始めた。
肉眼では歩く方向は遠くまで見渡せるが、写真に撮るとなると暗すぎるので、道中の写真はすべて下りながらの撮影だ。
3
生まれは東京、育ちは島根。
だが心根は生粋の道産子のつもり。
外気温-2℃なんて問題にならない。
積雪深30cmなんて屁のカッパ。
ツボ足でざっくざっくぼっこぼっこ上っちゃうもんね。
が…15分も歩いたら息が切れる。
はぁはぁぜぇぜぇ…
ゆるぐねぇ…
内地の雪さ、なめるもんでねぇわ。
甘いも辛いもねぇ。
なんまら重ぐで、足あがんねぇべさ。
(写真は日の出後に坂を下る道すがらに撮影)
4
道中にはいろいろな鹿やイノシシ、ウサギの足跡が見られた。
ウサギの足跡が妙にでっかいなあ。
(日の出後に撮影。比較に置いたレンズキャップは口径62mm。)
5
あたりがだんだん明るくなってきて焦ったが、どうにか日の出までに目的地に到着できた。
だが、ちょうど太陽と同じ方向に舞鶴発電所からもうもうと上がる水蒸気。
もう少し日が昇って、海面が真っ赤に染められる瞬間を見たかったが、このあと雲に隠れてしまった。
6
パノラマ展望台から下ってアルトを回収し、丹後一宮である籠(この)神社にやってきた。
正月は胃腸風邪でダウンしていたので、これが初詣。
祀られているのは天照大神。
どうか今年のツーリングも天の岩戸にお隠れになりませんように。
そんな願いに応えてくれるかのように青空が広がった。
7
初詣の後はケーブルカー初め。
通算9カ所目の今回は丹後海陸交通が運行する天橋立鋼索鉄道、通称「傘松ケーブル」。
8
山麓駅は傾斜が緩く、ホームが階段状になっていない。
逆に、停車中の車両の床が傾斜するほど。
(つづく)
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