INNOVA 5568 Professional Timing Light
多機能タイミングライト。(現在販売されているモデル5568aと、機能的にはほぼ同じと思われる。)
エンジンを止めた状態で、ケーブルの赤クリップをバッテリーの+ターミナル、黒クリップを-ターミナルへつなぐ。黒いクランプを開き、四角い空間にNo1プラグコードを通す。5つあるボタンの中央下「◎」ボタンを押すと先端のレンズよりフラッシュが点滅する。これをクランクシャフト端のプーリーに照射するとプーリーの刻みがエンジン側の目盛りを示して点火時期が読める。
※エンジン側に指針が立っていて、プーリー側に刻みがいくつか入っているものも有る。(この場合にはそれぞれの刻みが何度なのか知っている必要がある)
この時LCD表示には、エンジン回転数が表示されている。
この状態でディストリビューターを回して点火時期を合わせる(普通のタイミングライトと同じ方法)。
※2サイクル・4サイクルの切り替えあり。
もう一つ点火時期を合わせる方法がある。右下のファンクションボタンを押して「ADVANCE」モードにし、左上の▲ボタンを何回か押して希望する点火時期角度を入力すると、その角度分「遅れて」フラッシュが点滅する。この光をプーリーに照射して、プーリーの刻みをエンジン側目盛りの「0(=圧縮上死点)」に合うようにデスビを回して設定すると、希望する上死点前角度でプラグ点火することになる。(上の写真はアドバンスモード)エンジン側目盛りの「0」が見やすい場合にはこちらの方が断然合わせやすいです。
またエンジン側に指針が立っている形式のエンジンの場合には、プーリー側の複数の刻みのうち0°の刻みさえわかれば、それを基準にして正確な角度が読み取れる。
アドバンスモード時に右上「Zeroing」ボタンを押すと、遅れが0°になり、通常のタイミングライトに戻ります。
ケーブルにはさらに緑色のクランプがあり、これをイグニッションコイルのマイナス側に挟むと、ドエルアングルを測ることができる。ファンクションボタンを押して「DWELL」に合わせ、左上の▲ボタンで気筒数を入力すると、ドエルアングルが表示される。ドエル角が事前に分かっているなら、デスビキャップを開けずにポイントスキマを確認できるので大変便利です。
また電圧の測定も可能。
メーカーHPから取説をダウンロードできます。(英文)
https://www.innova.com/pages/download?code=5568
たいへん使いやすく、操作もわかりやすくて頼りになる、素晴らしい機器です。
現在の価格は結構高くなっているが、作業時間の短縮と安心感を考えれば、十分コスパは高いと思う。
-
樹脂ケースの上に被せてあるボール紙パッケージ。
-
樹脂ケースを開けると、本体とケーブルと、取説が入っている。
-
フラッシュ光をクランクシャフト端のプーリーに照射すると、点火時期が読める。
-
照射しやすい形状で、フラッシュ光は明るい。日中でも日陰なら十分見える。
-
ドエルアングル測定。4気筒。ドエルアングル49°と直読できる。(小数点は表示されない)
購入価格 | 12,480 円 |
---|
入手ルート | ネットショッピング(Amazon) ※2011年購入 |
![]()
関連する記事
タグ
関連コンテンツ( ドエル角 の関連コンテンツ )
[PR]Yahoo!ショッピング
類似商品と比較する
関連リンク