シフトノブ交換（変換アダプターの作成）

シフトノブ交換です。
でもただ交換できる訳ではありません。インチの国のミニに合わせるには、それなりに工夫がいります。

ラリーカーに憧れる身の上としては、いつかは取り付けたいジュラコンシフトノブです。プレストの製品をポチりました。
穴のサイズがいちばん大きいものを選びます（理由は後述）

ところが届いた商品を見ると、表面がツルツルではなかったです。取付穴を南極として、緯度方向に細かく無数の溝がありました。
滑り止めか、造形跡かは分かりませんが、すぐに汚れでシマシマになりそうです。
仕方がないので、人類の叡智を集結して削って磨いて平らにしようと思います。

人類の叡智を集結した研磨台。
最初は400番のペーパーから始まって、コンパウンド3200→7500→9800、最終15000まで使って磨きました。

おかげさまで、照明が映り込むまでツルツルになりました。

次は、インチのシフトロッドにミリのシフトノブを取付けられるようなアダプターを作ります。
具体的には、シフトロッドの雄ネジUNC 5／16を、シフトノブ雌ネジM12-P1.25に合わせるための、ヘリサートネジのようなものです。
作業工程のメモ（落書きともいう）を参照してください。
ノブを選ぶとき、いちばん大きな穴のものを選んだのは、このアダプターの厚み分を見越してからなのです。

図面にすると、こんな感じです。
これがあれば、どんな国産車用シフトノブでもミニに合うようになるでしょう。

出来上がったアダプターです。
値段を考えなきゃ真鍮とかの方が良かったかも。

うまい具合に取り付けられました。
これで気分はパティホプカークです。