シートのアンコ抜き

’97以降のミニは、ルームミラーが下に来過ぎていて、背もたれを直立させた運転姿勢だと左前方の視界がかなり遮ぎられます。
これは左折時に対向から来る横断者を見落としかねず危険なため、運転者の視点を下げて視界を確保する必要があります。
背もたれを倒すか、座高を削るか、シート座面を低くするかの３択で悩んだ結果、シート座面を落とすことにしました。

運転席を取り外したところです。
ピンク部分の内側のウレタンを削ります。

シートを裏返して、背もたれ真下のプラパイプっぽいクリップ(？)を外します。
他に、左右と前にも金属製クリップがありますので、外します。

ペロン、と剥けましたよ。
背もたれまで剥かなくても作業できるのでこれぐらいにして、あとはウレタンをハサミでザクザク切り抜きます。
カッターナイフは表革を切るおそれがあるので、あまりお勧めできません。

切り取ったところです。
茶黒茶のダイヤフラムが見えています。
言ってみれば、この上に表革を介しただけでジカに座るようなイメージです。

できました。
尻の左右と太ももの下のウレタンは残っていて、しかもすり鉢状になっているので、座面だけスッポリ下げれた感じで、バケットの座り心地に近くなりました。
乗り心地は、むしろ良くなりました。
シート上で腰の重心が安定するからですかね？
たまに運転するけど助手席メインのカミさんから「助手席も施工してくれ」と言われました。