LLC全量交換

その辺を走って水温を上げます。
作業場所に停めて、慎重にLLCリザーバータンクのキャップを外します。熱いので要注意。手袋必須です。

LLCのリザーバータンクに繋がっている、リターンホースを外します。上にある細いホースです。
リターンホースを外したら、リザーバタンクのリターンホースの口を栓で塞ぎます。
今回は小さい漏斗を漏水防止シリコンで塞いで栓を作りました。
外れないようにラップを巻いて固定しました。

外したリターンホースに排水用のホースを繋ぎます。長さは70～75cmくらい。
内径1.5cmものをつぶして押し込むとすっぽり入りました。
外れないようにマスキングテープ等で固定します。
そのままだとホースが上を向いてうまく排水できないので、ホースのハンガーを外して下向きにします。

バケツをセットし、１２Lの水（２Lのペットボトル６本）と濃縮タイプのLLCを用意します。
今回用意したのはオートバックスで売っている赤色の2年交換タイプのLLCです。
LLCの量はクルマの冷却水総量のうち、水と濃縮LLCの割合で決めます。
208は総量6Lで、今回LLCは２L入れました。
この場合、濃度約33%ということになります。

エンジンをかけて、エアコンを最大温度＆最大風速に設定してしばらく放置します。

2～３分くらいでバケツにLLCが排出され始め、リザーバータンクのLLCが減っていきます。
リザーバータンクにペットボトルの水を足して補充します。
これを１時間くらい、ペットボトル６本分（１２L）の水を使いきるまで補充を続けます。
リザーバータンクを空にしないように注意！
空気が入るとエア抜きが必要になるので厄介です。

※ちなみにペットボトルは、半分くらい水を使いきらないと写真のように立てられません。半分以上だと溢れます。
慎重に作業しましょう。

ペットボトルの水を使いきったら、バケツの排出はそのままで濃縮タイプのLLCをリザーバータンクに補充します。
水と同じように用意したLLCを全部入れ終わるまで補充し続けます。

用意したLLCが全部入り、リザーバータンクのLLC容量がMAXのところになったらエンジンをいったん止めます。
リターンホースを元に戻してキャップを閉めて、再度エンジンをかけてエアコンを最大温度、最大風速にしたまま5分くらい循環させたら作業完了です。