
煌(きら・きーちゃん)は18年ほど前、里親募集で「三毛猫のオス」として迎えました。
まだ初代のキジシロ・ぷうすけしかおらず、初めての多頭飼い…
小さい子と同性が良いかと決めたのです。
(結局は女の子でした笑)

煌は娘の愛猫でした。
当時飼っていたMダックスの さくら と一緒に
リードをつけてペットショップに行くことも。

その時、通りすがりの小型犬を連れた人が
突然 煌にわんこをぐいっと近づけて
「猫ちゃんだよー」と。

突然で…犬に慣れていても煌はパニックに。
私の手のひらを思いっきり噛みました
それ以来、外に連れ出すことはやめました

煌は病気もなく、すくすくと育ち、後にカムイ、凛、結愛、あかにぃ、ちゃい、ナギ、あずき、と多頭飼い生活を送ります
掃除機で吸われるのが大好きな変な子でした

8歳になった時、突然 食欲を無くしました
獣医に連れていきましたが、検査しても
異常はないと。

心配しつつも、少しずつご飯を与えていました

でも数日たっても、元気もなく…
言葉を話せない猫に容態を聞くこともできません
これはおかしいとセカンドオピニオンに。
初めての獣医さんで…実は最初 ここに連れて行ったら臨時休診だった所です。

採血をし検査、また前の病院での血液の数値をみた(現在のかかりつけ)獣医師は
「この数値で治療が要らないと言われたんですか?」と。
重症な急性肝炎を患っていました。
医師は穏やかに…でも静かな怒りの中で
「○○動物病院さん…ですね。あまり言いたくは無いのですが時々同じようなパターンで来院されます」

点滴や薬を頂き、通いましたが…
やはり食欲は戻りませんでした

娘のことが大好きな煌
娘のために迎え入れた煌
娘に道行を導いて煌めいた世界に
連れて行って欲しいと名付けた煌

少しずつ
痩せていきました

獣医師は 悔しそうに言いました
「最初に診てあげられたら…本当に申し訳ないです」
その言の葉から、わかりました

娘の膝にのる 煌
まだ8歳、治るはずだった病気なのに
獣医の選択ミスで…もう長くはないんだね…

申し訳なさと、悔しさで 潰れそうでした。
最初の病院は、地域で一番大きく有名な病院
信頼して連れていきました
結局
煌は、苦しまないような点滴だけに通い
短い生涯を遂げました

人間でもそうですが…
納得のいかない説明や治療だった場合、
セカンドオピニオンを考えるのもありだと
この時に思いました

きーちゃんのおかげで出逢えた今の獣医師
それからずっと かかりつけです。
東京での開業のお話を断って地域に根ざしたどうぶつ病院にしたいとここで開業なさってると
聞きました。
本当に腕もよく(お安く)飼い主も猫も安心して通える獣医師さんです。
煌がつないでくれた縁で、
凛も苦しまなかったし
珊瑚も息を吹き返してくれた
あかにぃも診てもらえたし
カムイの癌も克服できたよ…
ありがとう
いつか会える時まで待っててね

5月1日が 初代猫 ぷうすけが旅立って15年と
煌を救えなかった自分への戒めと
猫さんや病を患ってる方への
想いをこめて…🍀*゜
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2025/05/03 10:56:17