早すぎた

今日も元気に温泉です。
そんでいつものツバメチェックをすると何か今日はやたら騒がしい。
よく見ると巣には２羽しか居ない。
１羽は床をホバリングしている。
どうやら事情は分からないが巣から出てしまったようだ。
しかもホバリングの雛は片方の羽を怪我したのか様子がおかしい。
暴れる雛を捕まえて巣に戻そうとしたが途中で逃げてあらぬ方向に飛び出してしまう。
上昇はせずホバリングのまま闇の中へ...。
するとソレに触発されたのかもう１羽も飛び出してしまう。
こいつは自力で上昇出来る様だ。
しかし壁の存在が分からないらしく飛んではぶつかり落下を繰り返す。
巣に戻らないものかと手に乗せて巣に近づけるが移る気は無し、どうやら「飛ぶ」「動かない」の２つしか選択肢が無いようだ。
このままホールに居てはぶつかってばかりで衰弱するかも、飛べたとしても光に向かって飛んでしまい、結局外には出られない。
やむなく外に放すことに。
手の上に乗せると震えていて怯えている。
もしかしたら辺りが暗くて彼らには見えていないのかの知れない。
手の上に乗せた後は全く自分では動こうともせず辺りを見渡すでもなく体を縮めて電灯をじっと見る。
近くの木の枝の付近で暫く飛び立つのを待ってみたがその気配は無い。
どこか気に入る場所を探しに付近を歩いて回るとやはり電灯の付近で飛び立った。
どこか木の上で朝が来るまで無事でいて欲しい。
残る１羽も不安げに暫くは鳴いていた。頻繁に羽を伸ばし今にも飛びそうだった。
見た感じこいつは一番成長が遅く羽もまだフカフカ状態だ。
飛ぶにはまだ早い。恐らく体の撥水すらまともに出来ないだろう。

残るは１羽、明日は居てくれるのだろうか...。

温泉から帰るとき、猫がくわえていた物がツバメの雛でない事を祈る。