S15 クーラント交換 ブロック抜き
目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
 初級 |
作業時間 |
6時間以内 |
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クーラント交換は面倒なのでお店に頼んでばかりでしたが、最近サービスマニュアルを読んでいて、エンジンブロックのドレンからもクーラントを抜けることが判ったので、試してみます。
写真赤丸がエンジンブロックのクーラントのドレンボルトです。
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エキマニの下からのぞき込むとこれ
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ドレンボルトはエキマニの下からソケットとエクステンションでアクセスできます。
14mmのボルトです。
1番マニと2番マニの間からドレンを見ながら作業できます。
オーテックバージョンのフジツボエキマニは整備性が考えられていますね。
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サービスマニュアル抜粋
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今回、アストロプロダクツのクーラントチャージャーを導入しました。
しかし、ラジエターキャップにつけるアダプター(写真右)がでかすぎてインテークチャンバーに干渉して付けられません。
クーラントチャージャーは、エンジンかけながらエア抜きするのに使いたいから、インテークチャンバーを外したら意味ない。
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アダプターの樹脂部分を削って付くようにしました。
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やっと作業に入ります。
前輪をカースロープに載せてアンダーカバーを外し、周囲を養生して受け皿を用意し、
ラジエタードレンとラジエターキャップを外してラジエター内のクーラントを抜きました。
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ブロックのドレンボルトを外すと、結構ドバっとクーラントが出ました。
クーラント出てるところを写真撮るのは間に合わず。
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手前のバケツはラジエタードレンからでたクーラントを受けたものです。
奥の受け皿でブロックドレンから出たクーラントを受けたんですが、結構飛び散ってしまい、養生の段ボールにかなり吸われました。
エンジンルーム内にもクーラントが飛び散って掃除が大変でした。
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ブロックのドレンボルトです。
テーパーネジですね。
ネジ山に液体ガスケットのカス?が付いていたので、ワイヤブラシで掃除しました。
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ブロックのドレンボルトにはスリーボンド1215Bの塗布を指定されています。
1215Bは大入りで高いやつしか売ってなかったので、(Bが付かない)1215にしました。
スリーボンドのカタログによると、1215と1215Bは色違いだそうなので問題ないでしょう。
1215だと小さいチューブも売ってましたが、それでもこれは一生使いきれないですね。
カムカバーとかフロントカバーまわりの液体ガスケットはスリーボンド1207C指定で、ここのドレンボルトだけ1215B指定。
統一してほしいところですが、わざわざ分かれているなら、何か理由があるんでしょうから、純正指定に従います。
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ドレンボルトにスリーボンド1215を塗ったところです。
1215は灰色。
テーパーネジなんだから、シールテープ巻きで良いような気もしますが。
よく判らないので純正指定に従います。
締め付けトルクは7.8~11.8Nm指定。10Nmで締めました。
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ブロックドレンと ラジエタードレンを締めたら、写真赤丸のエア抜きプラグを外して、
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クーラントチャージャーで工業用精製水を入れて、エア抜きプラグを締め、エンジンをかけてフラッシングしました。
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しばしフラッシングののち、もう一回クーラント+精製水を抜いて、ラクラククーラントを入れてエア抜きしました。
ラクラククーラント5L入りと2L入りを買って、5Lでは少し足らず、2L入りも少しあけたので、
リザーバタンク込み5.2~5.3L程度クーラントが入ったと思います。
ラジエタードレンとブロックドレン抜きで、それぐらい抜けたということですね。
クーラントの全容量は6.2L(サービスマニュアル記載)なので、9割近く抜けたことになります。
ブロックドレンから抜けた量が、養生段ボールに吸われてよくわかりませんが、大体1L程度出たと思います。
結局、ブロックドレン抜きは、養生や掃除が結構面倒でしたが、たくさん抜けることは抜ける。
なので、クーラントの種類を変えるとかの場合にはよいですが、単にクーラント交換するだけならここまでしなくても良いかな・・・
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抜いたクーラントは吸水ポリマーで固めて廃棄しました。
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