キャブレター　バルブシャフトシール交換　③

もしかしたら隙間から燃料が上がって燃調が濃くなってる可能性があります。

とりあえず試しに前のキャブとジェットブロックを入れ替えます。
外す際にミスってブロックを破壊すると終わる為、ジェットホルダーは入れ替えず純正で変えます。
比べると純正よりもヤフオクキットのジェットホルダーの方が穴が小さいため、正常であればもとより薄くなるはずでした。

再度パーツクリーナーを吹き付けて始動させます。
やはりセルだけではまともにかかりませんでした。
この車両でキャブレターオーバーホール後に普通にエンジンがかかる人はいるのだろうか？
一応同調もみましたが全くずれてなかったです。
パイロットスクリューは前と同じ2.5回転戻しにしておきました。

3度目の試運転。
完全に治りました。
6速で80〜ぬうわkmまでスムーズに伸びていきます。
排気音もこもった音からある程度乾いた音になりました。
燃費は65km走って3.3L。
リッター20kmと3.5km UP。
原因はジェットブロックとホルダーの隙間でした。
完全に自業自得です。
発進は3000rpmで、やろうと思えば2500rpmでも可能です。
2速で2000rpmからの加速もでき、信号待ちでのアイドリングも1300〜1500rpmで安定しています。
もちろんバルブシャフトシールからの吹き返しも直ってます。

ジェットブロックとジェットホルダーがガッチリハマってるのはそれなりの理由があるそうです。
抜く際や入れる際に固くて破損しそうだからと言ってジェットブロックを削るのはやめた方がいいです。
削ってしまったジェットブロックはjbウェルドでジェットホルダーと隙間を埋めれば使えるかな？
本題のバルブシャフトシールの交換による不具合は全くなく、全然関係ないところで時間を取られる結果になりました。
逆にバタフライが元の位置からずれたり、シャフトを曲げてしまっても不具合が出なかったことを考えると、案外そこまでシビアじゃなかったのかなとも思わなくもないです。

去年の12月からコツコツと進めながら、なんとかバンディットのネガを完全に治すことができました。
自分でやったので部品代だけで済んでますが、自分がバイク屋だったら断りたくなる作業です。
ここまでしないと完調にならないバイクです、250の4発は人に勧めれたもんじゃないですね。
以上、もし同じ症状で悩んでる人の参考になればと思います。