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パーツレビュー

2025年4月20日

TOHNICHI / 東日製作所モトトルク（ツール交換式プリロック形トルクレンチ）

Item: モトトルク（ツール交換式プリロック形トルクレンチ）
Rating: 5
Author: とんこつラパン

評価：: 5

TOHNICHI / 東日製作所モトトルク（ツール交換式プリロック形トルクレンチ）

スタビレーやTONEのヘッド差替え式のトルクレンチなどを紹介してきましたが、また別の選択肢として「ツール交換式」のトルクレンチ、
東日さんのロングセラー

東日モトトルク MT70N を紹介します。

ヘッド交換式でスパナヘッドやメガネヘッドなど交換ヘッドを揃えていくとかなりコストがかかってしまいますが、この東日さんのモトトルクMT70Nは、普段使っているメガネレンチなどをそのままセットしてトルクレンチ化してしまうという他社には無いアイディア製品です。

ブレーキパイプのフレアナットやステアリング周りもタイロッドロックナット、

スタビリンクやストラットのトップナットなど貫通するメガネレンチでHEXレンチなどで供回りを押さえながらじゃないと締められないナット、

メガネレンチじゃないと入らないオートバイのシリンダヘッドボルトなどはもちろん

普通のラチェットハンドルをセットして本格的なトルクレンチを買い揃えるまでの普段使いトルクレンチとしても使えます。

トルクレンジは10N・m〜70N・mとワイドレンジ

調整はHEXレンチで0.5Nm刻みです。

レンチの突き出しを50mmにセットして使うと標準有効長となり設定通りのトルクで締め付けができる他、

応用としてレンチの突き出し量を変える(有効長を変える)ことで9Nm程度から自動車のホイールナット締め付けの100Nm以上にまで対応できます。

少し高いのとツールのセットが手間ですが、適用範囲が広いので、
まず最初の一本としてモトトルクを買って、徐々に色んなレンジのトルクレンチを買っていくという選択もありですね。

校正証明書も付属しますが精度は±5%と、少しアバウトな工具となっています。

高精度なトルクレンチは±2%で普通の安価なトルクレンチでも±4%程度ですから少しアバウトと感じますが実用上は全く問題ありません。(計測済み)

お気に入りのレンチをセットして使えるので組み合わせるレンチを色々考えるのも楽しくなるかも？
ワンタッチでツールセット。ツールクランプ部は2箇所あり広い方でも21mm程度までと少し狭いのが難点
東日もメッキ磨き仕上げは何気に上質で美しいんですよね。
ロゴも何気にかっこいいです。
トルク設定は少し見づらくヘックスレンチが必要なのが難点ですね。1クリック0.5Nm
トルク設定用HEXレンチは付属
ツールのセット方法など説明書も付属
車載のL型ホイールナットレンチなどをセットして105Nm程度のホイールナット締め付けにも対応。
有効長を変えてホイールナットなどに応用できますが説明書にも計算方法など解説されてますので親切ですね
オープンエンドなスパナやフレアナットレンチなどをセットして使うのもおすすめ
L型のHEXレンチやトルクスレンチなど棒レンチをセットする溝もありますので幅広く使えます
ラチェットヘッド＋ソケットが入らない場所などでもトルク管理できるのが強みですが案外これメインでもOK
専用ケース付属

トーニチの隠れた名品
モトトルクMT70N
おすすめです♪

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TOHNICHI / 東日製作所モトトルク（ツール交換式プリロック形トルクレンチ）

4.00