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イイね!
2008年04月10日

ブレーキの踏み方(GT-R編)の続編!

ブレーキの踏み方(GT-R編)の続編! お待たせしました。

多数のコメントありがとうございました。

締め切りに追われた原稿を無事に終えたので、8日のブログの続きです。


水野さんとのやり取りをリアルに・・・その時に僕の頭に浮かんだことも含めて伝えていきます。

フルアタックの走行を終えて、クルマからは走行データを吸出し、日産技術部が集まるピットに案内された。

まずは、水野さんに簡単にABSが効いてしまい、止まらないの旨を伝えるとロガーのデータを見ながら、
『踏みすぎ!』と言われた。

踏みすぎ?!って!?

最も短い距離で安定してクルマを止めるためにABSは有効であり、強く踏むのは当然でしょう!
しかもハンドルを切り出すタイミングではABSを効かせずに、ブレーキ踏力を調整して荷重をコントロールしている。
自身のF3レース時代に覚えたブレーキ踏力のデータ判断で言えば、そのブレーキのデータ波形は決して悪いものではないと感じていた。

なのに・・・踏みすぎ!?
GT-RはABSを効かせてはダメってこと?!

????が頭を占領するタイミングで、より詳しく水野さんがロガーデータを指しながら説明してくれた。

『ココだよ!利男さんのデータと比べると、ブレーキを初期からガツンと踏んでいるでしょ?これがダメなのよ!』

余計に?????だ!!

『ガツンと踏むとね、リアタイヤを有効に使えないのよ。だからこそ制動距離も延びちゃう』

・・・・??・・・??・・・水野さんが言いたいことは、すぐに解かった。

ガツンと踏むとスムーズにブレーキを掛ける時以上にクルマが”前のめり”になる。当然、リアタイヤを押さえつける荷重が減る。フロントは逆に増えますが・・・

タイヤは消しゴムと同じで、抑えるける力(荷重)が増えればグリップするし、減ればグリップが低くなり滑り易くなる。
だからこそガツンと踏むと、せっかく太いタイヤを履いたリアタイヤのグリップを止まるために有効に使えないことを言っているのだろう・・・。

それは解かりますよ。

・・・ココで頭の中は空想の旅に出かける・・・
クルマのリアブレーキは、フロントブレーキよりも小さい弱めのものが付いている。大きいのを付けても、ブレーキを踏むと例外なくクルマは前に傾き、リアの荷重は減ってグリップが落ちるので、意味がないから。

ポルシェのカレラが良く止まる理由は、重いエンジンが後方にあり、ブレーキを踏んでもリアタイヤの荷重が減り辛いので、”あの”太いリアタイヤが生み出すグリップを巧みに使って止まれるから・・・GT-Rがトランスミッションをリアに持って行ったのも狙いの一つがここにアリ。

・・・水野さんの言葉が、空想から連れ戻した・・・
『だから、リアタイヤのグリップを使う踏み方しなくちゃね』

踏み方・・・大事なのは解かりますよ・・・でも、
それって電子制御でブレーキ油圧の前後調整を自動でしてくれているから関係ないのでは・・・高級輸入車ならブレーキディストリビューションなど呼び名は多々あれど、採用されている装置。
当然GT-Rにもあると認識していたが・・・

この制御があるのか?話の旨い水野さんのトークに引き込まれ、最終的に聞くのを忘れました・・・
(ほんとに旨いんです!いつも聞きたいことを用意していくのに、言葉巧みに違う話題に誘導されたり、帰り道に聞くのを忘れたと思い出す・・・・あの話の旨さが在るからこそ、周りを説得してGT-Rのような化け物クルマが世に出てきたと思えてしまう・・・結果、うれしい限りですが(^▽^)



・・・すいません・・・また長く・・・まるで、僕が子供のころに見た、キャプテン翼のマンガのように話の進行が遅い・・・

今思うと、キャプテン翼・・・グランドに地平線が見えていましたね・・・

今日の続きは、すでに書き出してますので。
ブログ一覧 | GT-R性能 | 日記
Posted at 2008/04/15 13:45:29

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この記事へのコメント

2008年4月15日 16:05
だんだん、連載小説のようになってきましたね!
続きが気になります!
2008年4月15日 16:06
今日中に続きお願いします!
2008年4月15日 16:13
ごぶさたしてます。

…恥ずかしながら、リアのブレーキがフロントよりも小さい理由を今更ながらに知りました。
勉強になります。。

最近街中でもずいぶんとGT-R見ますね。
先日煽られました…。。
2008年4月15日 16:22
優しくブレーキを踏めば、グググッと効いてくるってことでしょうか?
でも、普通サーキットではガツーンと踏めって聞いたことが……
サーキット走ったことがないのでよく判りませんが。

いつも楽しく拝見させて頂いています。これからも宜しくお願いいたします。
続き楽しみにしております。
2008年4月15日 16:50
はじめまして、いつも楽しく拝見してます。
日産のGT-R公式サイトで確認しましたが、
「電子制御でブレーキ油圧の前後調整を自動でしてくれている」装置は
EBDという名称で装備されてるようですね。
輸入車に限らず大抵の車に装備されてたような記憶があります。

電子制御で前後制動力の最適配分をしても、細いフロントタイヤにより仕事をさせるより、太いリヤタイヤの仕事を残す方が効果的な場合があるという事ではないでしょうか。
2008年4月15日 17:19
うむ~落とし所が気になります、、、
2008年4月15日 18:32
そろそろこのブログを単行本にしようって考えてません?(笑)

キャプテン翼に笑いました。

おいらが進みが遅い漫画で思い出すのは「リンかけ」でしたね。
2008年4月15日 18:47
早く続き読みたいです(笑)
五味さんの脳内回想シーンが
リアルでグーですよ(^^)b
キャプテン翼笑えました。
地平線見えてましたね~ゴールが遠かった。
キーパーの滞空時間も長かった
子とある毎に「なにぃ」と皆叫んでいたような・・・

ブレーキ長いといわれたときの五味さんも
「なにぃ」と頭の中で叫んだのでは?(笑)
2008年4月15日 19:02
確かにリアの荷重がかかっているとブレーキングが安定しますね。
2008年4月15日 19:09
こんばんわ

またまたエボのけんで意見ほしいのですが、宜しくお願いします。
コメントへの返答
2008年4月17日 15:28
こんばんは。
圭介さん。

タービン変えてますか?

まだ症状出てますか?
短距離なら出ない?
長距離だと出る?
アクセルを踏み、負荷(熱)が高まると症状が出る?

情報が欲しいです。

ちなみに、以前のエンジンがふけないとか、ギアの調子が・・・という症状、ECUがエマージェンシーモードに入り起きたことで、だからこそ数々の警告等が一気についたと・・・あくまで予想です。
ディーラーでリセットすれば直るものだと思いますし、その後おとなしく走っていれば問題ないかもしれませんが、根本の原因がどこかにあるので再発は十分考えられますね・・・


圭介さんのブログ上でも、コメントに返信でも良いので、状況を下さい。

お待ちしております。



2008年4月15日 19:51
な~るほど~(感心)
ガツン(ブレーキ)、ぐぐっぐ~(ABS)、ギャー(アンダー)の訳が分かりました。
今度は、もう少し考えながら走ってみます。次は箱根ですが、無事帰れるでしょうか・・・
2008年4月15日 20:14
この話はどこかの雑誌にGT-Rの原稿としてまとまったりするのでしょうか?

と言うよりそうなることを期待したいですね。
やっぱり一般読者の方も興味津々な内容ですから。
2008年4月15日 20:49
結局はぐらかされたのですか?(笑)
2008年4月15日 21:39
車重も関係してるんとちゃいますかね。
重量ボディーで特に雨の日にガツンと踏んだら慣性重量も掛かるし一気にフロントタイヤに過重が掛かってグリップの限界超えるでしょうに。
ABS作動したら止まりませんね~
軽量ボディーならドン。グイでもいいでしょうけど。
2008年4月15日 23:22
そのブレーキの使い方がGTーRで速く走るコツということですね。笑
2008年4月17日 0:49
雪国の住民は ABSは止まるための装置ではなく アイスバーンで4輪がロックするようなシチュエーションでも なんとかステアリング機能を生かす装置と 理解しています(笑)
2008年4月17日 1:06
こんにちは、いつも楽しく拝見しています。

水野さんの解説はよく解りますね~。
例えアロンソやシューマッハといえど、物理の法則を超えては走れないわけで。
滑りやすい路面だったので、制動力がタイヤのグリップを上回るポイントが低かったんでしょうね。
止まるのも、タイヤのグリップがあっての話ですし。
電子制御云々の話ではなく、単に必要な制動力が得られる路面状況ではなかった、というだけでは?

ところで五味さん、不確かな記憶なので、間違っていたらお詫びいたします。
(他の方が書かれた記事と混同している可能性ありです)

以前BMWのメルマガで「滑りやすい路面の時は”急”のつく動作は厳禁」とか
「ABSはメリットは、常にステアリングが利くこと」って内容を書いてませんでしたっけ?
ご自身が書かれたのがそのまま今回にも当てはまるんではないでしょうか?

横にそれてしまいますが、キャプテン翼には大受けでした。
実況中継が入るスポーツ物にありがちですね。
「げぇっ!?」「あれはぁ~!?」とか言ってる時間が長い。
サーキットの狼も、進行遅かったなあ。
2008年4月17日 12:40
はじめまして。大変興味深く記事を読ませていただきました。

私は以前、ブレーキをガツンと踏んではいけない理由を
「フロントがロックしやすくなるから」だと聞いて、そう認識していました。
巡航または加速状態で荷重が4輪に均等かむしろリア寄りと仮定すると、
相対的にフロント荷重が少ない=フロントのグリップが弱い状態のため
そこから一気に制動力を最大まで立ち上げてしまった場合、
フロントタイヤに荷重がかかってグリップが発揮されるよりも前に
フロントタイヤの回転を強く拘束しすぎてしまうのでロックしやすくなる、
という理屈だったと記憶しています。
だからまずはフロントタイヤに荷重を乗せる=グリップを増大させるように
ジワっと踏んでから強く踏むのがよい、と。
ですから、今回のケースでのABSの作動もやはり基本的にはこの現象なのではないかと思います。

このことと関連して水野さんのおっしゃる「リアタイヤを有効に使う」ことについて自分なりに考えてみました。
サーキットですのでブレーキングポイントまでは全開加速していると仮定します。
このとき、その絶対値はブレーキングによるものほど大きくないにしても
後方への荷重移動が起こっているはずなのでリアタイヤのグリップが相対的に高くなりますよね?
そしてこの状態からブレーキングを開始した時点では、
まだリアタイヤの方がグリップが高い状態なのではないでしょうか。
つまりブレーキをかけ始めた一瞬はリアタイヤの方がグリップが高くなっているので
フロントにしっかり荷重がかかるまではリアタイヤ中心で制動することになる、
だからリアタイヤの使い方が重要になってくる、
ということなのではないか、と考えました。
まずフロントのグリップ限界を超えない範囲でリアタイヤの縦グリップを最大限生かす程度に制動力を立ち上げ、
そこからフロントに荷重が移るのにあわせてグググっと踏み増していく、といった感じでしょうか。
素人の考察なので多分間違っていると思いますが…。

いずれにしてもブレーキング時のリアタイヤの使い方など
今まで一度も考えたことがなかったので、とてもいいきっかけになる記事でした。
続編も期待しております。

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