GOODSTUFF SNOW FOAM  

【再レビュー】(2022/03/27)
本製品のレビューは3編目になります。
GOODSTUFFの製品は、香りのいいものが多く、作業者を楽しませようという意欲が高い点がグッドポイントの1つとなっています。この製品にも非常に強い甘い芳香があります。周囲一帯にしばらく漂うほどですので、製品の特徴にも記さなければなりませんでした。
ところが、過去2編では、芳香に関する記述を深くできていませんでした。遠いとおい記憶をくすぐってくる、どこかで味わったことのあるものなのですが、それを特定できず、懊悩煩悶が続いていました。清水なのに水深が深くて底が見えない湖を見つめているような心境でした。
あれほどもがいても思い出せなかったのに、記憶というものは不思議なもので、電光石火のように蘇ってくることがあります。
――調製中に、突然、湖の底が見えたのです。
これは、ガムの匂いです。ただし、バブルガムと呼称される近年のものではありません。あれは、昭和の駄菓子屋で1個10円で売られていた球形のガムでした。オレンジがハズレで、赤や青が出てくると、店内の商品が30円とか50円分無料になるくじ付きでした。
この球形のガムと、同じく10円のFELIX THE CATのガムを一緒に嚙むと、このSNOW FOAMのような香りになるものでした。
ときどき、妙にGOODSTUFFのSNOWFOAMを使いたくなるのは、郷愁だったのか、と納得できました。
記憶が蘇った喜びの勢いで、今日は、特別にこの香りを楽しみたくなり、通常はあまりやらない1:5の濃厚調製液でスノーフォームを施工してみました。泡が重くなり、香りも強くなりましたが、滞留時間はいつもどおりの5分程度でした。地上に落下した泡を見ると、ところどころ汚れを抱え込んでおり、いいプレウォッシュをしてくれた、と思います