Zoff COLORS Zoffの選べるシリーズ JIN-JIN-JIS感じてる。
まぶしいと感じやすい黄色い光線だけを選択的にカットするハイコントラストレンズが発売されています。Zoffには、「クリアレンズ+ハイコントラスト」及び「カラー濃度40%+ハイコントラスト」の2種類があります。日中の雨天走行等を想定し、「イエロー40%」のハイコントラストレンズを選びました。
JISを参照すると、カラー濃度25~92%のレンズは昼間用となっていますので、懊悩煩悶がありました。「イエロー濃度25%+ハイコントラスト」の製品を上市すれば、夜間ドライブ用で無双の存在になれるのに、と考えたのです。
工業規格であるJISにて、実用品のカラーが規制されていることに興味を覚え、原文を検索してみました。眼鏡業界の各社が独自の品質基準で開発と実生産を始めたら、洗車用品のような混とんとした世界になってしまいます。明治時代から原型が存在していたというこの国家的教典に、敬意をもって対面しました。
JISのサイト内で探すのに、ひと苦労でした。眼鏡業界は、想像していた以上に規制が深く入り込んだ産業のようです。規格名称は、「屈折補正用眼鏡レンズの透過率の仕様及び試験方法」(JIS T7333)で、その第6章「要求事項」に求めていた記載がありました。
まず、レンズの濃さに関しては、「視感透過率8%以下のレンズは、運転用又は道路での使用を目的としない」と記されていました。それよりも濃いものを商品化するのは論外という意思表示です。透過率の試験方法を定めるのに際して、このような異常な濃さを有する製品の存在は、常識として想定していないから、この章では記載しないという意味合いになっています。
一方で、薄いほうの定義については、「視感透過率75%未満の眼鏡レンズは、薄暮又は夜間における路上及び運転に使用してはならない」と定義されていました。
とても意外だったのは、運転専用ではなく、路上でも使用不可とされている点です。JIS規格よりも濃いカラーレンズを装着しながら運転をした場合、目的地で駐車したあとも、ずっとJIS上の責任は負い続けることになります。
眼鏡メーカー各社は、この透過率75%以上(カラー濃度25%未満)を規定したJISを引用し、法規制ではないとしながらも、けっして推奨はしない姿勢を通しています。道路交通法の安全義務に判断を委ねた形です。
総じて、交通安全は、重要な国策ですので、JISが簡単に緩和されることはないだろうと思いました。
ヒトの視力に関しては、「見やすい」「疲れにくい」等の官能評価に頼らざるを得ない部分もあります。必ずしも、機器分析のデータが提示する数値や写真と同じような見えかたをするわけではありません。上述のハイコントラストレンズには、JIS規格をブレイクスルーできるポテンシャルを感じました。今後のさらなる性能アップに期待したいです。カラー濃度25%でも抜群の防眩効果が出せる製品の上市を待っています。
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