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イイね!
2022年03月23日

スカイアクティブDのインテークスス堆積問題(除去風景)

ツラツラとブログにこのカーボン堆積問題を書いてきました。
まずは問題点やリスクを、前回は着目点を書きました。
今回は実際にどうやってカーボン除去を行うのか書いていきます。

ボンネットを開けてエンジン上部のカバーを取り外します。





カバーを取り外した後の画像。
中央やや右の黄色で囲った丸に注目。





ここには10円玉くらいのアルミの円柱がありますがここにドリルで穴を開けて内部まで貫通、タップでネジを切ってボルトで蓋をしてあります。
ボルトはM10。





この部分はコールドEGRのバルブとホットEGRのバルブ直下でここからインマニ内部のスロットルシャッターバルブ裏側にあるEGRが噴出するパイプにつながっています。
完全暖機後はスロットルシャッターバルブがほぼ全閉じでインマニは負圧になりますからこのボルトを外すことによって外気を吸引します。
吸引した外気は最もカーボンが堆積する場所に当たります。



最もカーボンが堆積する部分、しかもこれ以上ない吸気上流部にカーボン除去剤を吸引させることが可能になります。
ワコーズのRECSは最近入手が難しくなってきましたのでRMC3Eを使っています。

この手のカーボン除去剤はディーゼルならば不燃性でなければエンジンを破壊します。ご注意を。

RMC3Eはまだ2回ほどしか使用していません。
が、RECSと比較すると吸引された除去剤が同一時間内に多く入るとRECSはカリカリと水蒸気爆発音っぽい音が聞こえ肝を冷やしますがRMC3Eは多少多く入っても何ら変化はありません。
カーボンとの親和性が良くカーボンに触れた瞬間に染み込むのが速いからなのかな?と思っています。
また、吸引される除去剤の噴霧粒子も微細より大きめで吸引されたほうがインマニ内部のカーボン除去率も大きいように感じます。
ですがリスク回避のため極端な速度では吸引させていません。
微細な粒子はそのまま排気ガスと一緒に排出されますが一部はEGRと共に還流しEGRクーラーのカーボン除去にも効果があると感じています。
が、やはり粒子は比較的大きめでしっかりとカーボンに吸引させた方が効果が高いと感じました。
作業終了後、200㎞くらいは熱でカーボンに染み込んだ除去剤が活性化するのでしょうか、作業直後よりも徐々に効いてくる体感があったため分解し内部を確認したところ目視にて効果を確認できました。

除去剤の量は220ccを約20分で。
RECSだと50分ほどはかかりますから結構な速度で吸引できます。
霧吹きで吹き込まなくとも、またインタークーラーを通過させることもありませんから作業が非常に楽です。

いつになるかわかりませんがこのボルト穴加工の方法、カーボン除去剤用の配管加工もアップしたいと思います。

お困りの誰かのための参考になれば幸いです。
ブログ一覧 | クルマ
Posted at 2022/03/22 15:53:40

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この記事へのコメント

2022年4月7日 22:54
お疲れ様です。

EGRクーラーの煤はずっと観察をしていて溜まり方に法則が見られます。私も最初はRMCでやっていましたが、いかんせんRMCお高いので、物理的に歯間ブラシで定期的に落としています。

EGRクーラーは四角いお弁当箱上で、出入り口は丸穴。クーラーの隅に溜まりやすく、丸穴部分は流速が早いためか?溜まるのが遅くて少ない。

また、入口付近はEGRが高温のため溜まりにくく、出口付近は水冷で冷やされており(人間にとっては十分熱いですが)溜まりやすい。

EGRパイプを外して歯間ブラシでゴシゴシしてエア吹いてという感じで、コストを掛けずにメンテしています。意外に車のメンテナンスをやっている感がありきれいになるとたのしいです。効果としては低速からの立ち上がり加速時のフィーリングが改善しますね。

また、EGRパイプの内部をきれいに洗浄し、シリコーンオイルを焼き付け加工してみたのですが、軽くブラッシングで煤がとれます。塗布の仕方がまずくまだらに焼き付いており、取れるところと取れないところがパンダになっており、いつかやり直したいとは思います。が、さほど重要でもない箇所なので、永らく放置したままです。
コメントへの返答
2022年4月8日 6:55
コメントありがとうございます。
RMC3E施工時に微細な吸引と大きめの粒子を時間でコントロールしながら吸引してます。
インテーク系とEGR系同時洗浄って感じですのでRMC3E1回あたりのコストは変化しません。
ご紹介いただいた歯間ブラシ、言わばEGRクーラーコア出口のみ清掃できれば良いのでかなり効果的ですね。

RMC3Eの前はRECSで施工、その直前にDIYでインマニ切ってインテークポート内部まで重曹ブラストでカーボン除去しています。
それから堆積したカーボンはオイルキャッチタンクで多少なりともオイルミストを除去した吸気ですので深刻な問題ではないと判断しています。

気に入って購入し、10年11万キロ走行したのに全然飽きがこない愛車を終始心配しながら乗るよりも楽しんでドライブしたいなぁと考えていますのでそれほどDPFもカーボンも気にしてはいません。
オイル交換などのルーティンワークの一環と捉えています。
元々が「イジリ屋さん」なので整備を含めたイジリは終生行うんだろうなぁとは思っていますがw

2022年4月9日 8:32
おはようございます。
重曹ブラスト、ムム?聞き捨てならない。耳が立ちました。どういう装置で噴射されるのか後学のため教えてください。

先日、インマニへのオイル廻りを完全撲滅しようとオイルキャッチをW化しました。一気に吸気シャッターバルブへ廻るミストがへりましたが、それでも微量回っており、長い時間で汚れが出てきます。

流体力学を色々調べたところ、温度を下げてミストを飽和させることとは別な視点で、第一タンクより、第二タンクをかなり大きいものにすれば第二タンク内部の流速が一気に落ちて凝集したミストが落下することが解りました。が、もう買ってつけてしまったので後の祭りです。

夏になったら第一タンクと、第二タンクの間にオイルクーラーのようなものをかまして改良しようと思っております。ブローバイガス温度も下がり一石二鳥を目論んでおります。
コメントへの返答
2022年4月9日 20:19
コメント遅れてしまい申し訳ありません。
市販の直圧式はムリでした。可とするならばサイホンタイプの落下方式。
メディアを高位置にして使用しています。
が、以下の問題でなかなか上手くいかないのが現状です。

一番の問題はエアコンプレッサー能力と吸気結露水による吐出空気の高湿化。
吸気に塩ビパイプでタンクを作り内部にシリカゲルを充填し常に乾燥空気を吐出する様にしたのですがブラスト圧の高圧維持がネックになり頓挫。
高圧側にドライヤーを装備する手もありますが、高圧すぎますのでそれに耐えられるだけの圧力容器が必要になり、消化器を加工し内部にシリカゲルを詰め運用してましたが、かなり短期間で除湿能力が落ちてしまいました。
数時間でしたら運用できますから今現在はこれで使用してます。
と言いますか使いたくないw

200vならばコンプレッサー次第ではウェットブラストが可能なのでしょうけれども100v2機掛けでもウェットは無理でした。

インマニはサンエスでペール缶で煮てやるとカーボンはスッキリ落ちますがポート部はそれができませんから重曹ブラストしたのですが、たっぷりのオイル含有カーボンの黒と砕け散った重曹の白で、あたり一面地獄絵図のような惨状になります。
ウケ狙いならばブログで紹介しますが嫁さんに殺されかねないのでやりたくないですねw
重曹以外なら楽勝です。
流動性も悪いのです、重曹。

こちら北海道は気温の寒暖差が激しく冬季には常にマイナス気温なため、今現在はタンク内排水が頻回なためオイルキャッチタンクはシングル稼働しております。
第2タンクは助手席側インタークーラー横、タイヤハウス内にかなり大容量のキャッチタンクを備えて、アンダーカバーにオイルエレメントのフタを加工し、サービスハッチとしています。
インタークーラー脇から導入された気流で強制的に冷却されますので効果はなかなかのもの。が、排水がしにくく今シーズンの稼働はどうしようか思案中です。
この第2タンクを使用しなくとも同様の効果を得るためのアイデアがあり、現在実験中です。
効果がなければ。。。お蔵入りですがw

プロフィール

「アマでよくあるキャッチタンク、3/8っぽいのだがピッチが微妙に違う。詰んだか?」
何シテル?   06/15 10:50
ぐれんふぃでぃっく30Yと申します。 今までに遭遇したトラブルやちょっとした工夫を50過ぎのオヤジがちょろちょろと語ろうかと思いみんカラ住人になりました。 ...
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