TRD電動格納ステップの取付け
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オークションで定価の1/3で手に入れることができたので、TRDの電動格納ステップを取付けました。
純正パーツなので正規のマニュアルがちゃんと用意されており、作業方法で分からなくなるような部分は無いです。ただ電気系と機械系の取付け作業が共にそれなりにあり、私は素人が扱うには難易度かなり高いと感じました。(3月末のこの作業のことを思い出す気にならず、1カ月半置いての投稿となりました)
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測って無いですが1m80cm以上、重さ20Kg前後のかなり大きな荷物が届きました。各パーツはかなりの重さで、しっかりした作りです。
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最初に後部座席の下を開けコントローラを取り付け、電動格納ステップのメインハーネスを取付けます。ハーネスは、後部座席に沿わすように配線していきます。ハーネスが、車体下に配線するケーブルと分岐しているので、後部座席足下のゴムの穴から車外に出します。もう一方は、Cピラー側に配線します。
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ハーネスはCピラーの手前で分岐しているので片方はBピラー側に配線していきます。Cピラー側の分岐ケーブルは、Cピラーの下側の内張を剥がし、ドアスイッチと車体側のハーネスの間に挟みこんで繋ぎます。Cピラーの内張は、後部座席を外さずにギリギリ作業できますが、かなり狭いので外した方が作業用は楽だと思いました。
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Bピラーの下にあるシートベルトを固定するボルトを外し、下側の内張を外します。助手席を一番前に動かせば、作業する場所は確保できます。ハーネスはBピラー内に配線ケーブルが分岐しています。ドアスイッチとの間に挟み込み配線し、途中で分岐するアラート用ブザーを配線していきます。ハーネス本体は、フロント側に配線していきます。
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ハーネスは、グローブボックスの裏を通しナビの下側に配線します。ハーネスは、車体のパーキングブレーキの信号線と接続する分岐ケーブルがありエレクトロタップが付いています(緑の丸の部分)。車体側のパーキングブレーキ線のあるコネクター(右側の赤の丸の部分)からは、カプラー用端子が付いた分岐ケーブルが出ているので繋ぎます。マニュアルにこの分岐ケーブルの記載が無いので、ある時期の型以降にしか実装されていないのかもしれません。
私はエレクトロタップがあまり好きでは無いのでギボシ端子に変えて接続しました。
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メーター裏にハーネスを通し運転席右側のスイッチパネルに取付けます。
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サイドステップを車体から取り外し、2本のボルトと多数の爪で取付けてある黒い樹脂カバーを取外します。ステップ本体とステーを止めているリベットをドリルで外すのですが、私は以前にステップを外側に出す加工をしており、この際にリベットから変えたネジとボルトを外しています。
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サイドステップの端を金属ヤスリで削ります。ここに手を入れ怪我する事があるのか?と気になりましたが、かなり尖っているので削っておくと安心ではあります。
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サイドステップに電動格納ステップの取付け位置の穴を開けます。この穴の精度が悪いと取付の際に苦労するので、私は大変だと感じました。スコヤやサシガネを買っておけばよかったのでしょうが、製図用三角定規の限界を感じながらポンチで位置出ししました。
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マニュアルでは、「ブラケットを仮止めしマーカーで位置を出し、φ3-φ5-φ8-φ11.5mmの順で穴を開け、タッチアップペンで防錆処理し、ポップナットをカシメる。」と2〜3行の簡単な表記になっていますが、車体の底に11.5mmの穴を開けるってかなり大変でした。当たり前ですが、結構硬いのに下からなので、最初の位置だしの穴を開けるだけで何本もドリルを折りました。11.5mmなんてサイズ持ってないので、ステップドリルで落ちてくる金属粉末にまみれながら穴を広げてました。
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格闘し開けた穴をタッチアップペンで塗りました。ペイントがかなりはみ出ているのは、格闘の結果でもあります。
写真撮り忘れてたので拾い画ですが、ネジ穴のついたリベットであるポップナットを、ハンドナッターでカシメました。ただのITエンジニアである私の人生で、ポップナットなる部品も、ハンドナッターなる道具も今回初めて知りました。次に使う事があるのか疑問です・・・ハンドナッターはリベットの取付けも当然出来るのでリベットで何かを止めたくなったら使えるなと思う事にします。(リベットで何かを止めたいと過去に思った事ないですが)
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元々ステーの付いていた位置にブラケットを取付けます。フロントとリアのブラケットは、取付たポップナットにもボルトで固定します。これもポップナットの位置が正しく出せていないと重さのあるブラケットを取付けるのが無茶苦茶大変です。既定トルクまで何とか締める事ができたので、私はギリギリでした。
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各ブラケットにアームを取付けます。このアームが、どれもブラケットどころでは済まない重量でした。
アームの背後にバーを取付けた後、アームにステップを取り付けます。穴の位置が正しく出せていないと穴の微調整が必要で、これも結構苦戦しました。
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バッテリーから電源を引き、車体の下に電源ケーブルを落としていきます。
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電源ケーブルは後方に配線していき(緑)、車内のハーネスで後部座席の足元から車外に落としたケーブル(青)と繋ぎます。車内から落としたケーブルは、電動格納ステップのモーターから出ているカプラーと繋ぎ作業は終わりです。
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福祉車両の大手がOEMで作っているだけあり、非常に頑丈な作りでアームが降りた時も上がった時も揺れなどが一切無く、安定感が素晴らしいと思います。ステップは、7cm下がり5cm手前に出るので、乗り降りもとても楽になります。
総じてお勧めなのですが、自分で取付けるのはかなり大変でした。
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