ドアウェッジ&ストライカー改良による走行性と乗り心地の効果検証
目的 |
チューニング・カスタム |
作業 |
DIY |
難易度 |
![](/images/icon_difficult_on.svg) 初級 |
作業時間 |
30分以内 |
1
ドアと車体の密着度を高めると・・・
剛性「感」が向上しクイックな反応になる、
でも振動を拾うようになり乗り心地が悪化する、
いやむしろサスがちゃんと働いて乗り心地が良くなる、
そうじゃない直進安定性が増すのだ、
・・・等々色んなお声を聞きました。
私の車では果たしてどうなるか、試してガッテン。
2
屋根が無いロードスターの剛性を少しでも高めるための工夫がドアウェッジという部品です。車体のゴム部品と、ドアに取り付けられた金属パーツが接する事で車体とドアの一体感が生まれ、剛性が得られるんだとか。
しかし純正品のゴムパーツは凸部分が点で接するだけで少々心許ない。と言うわけで密着度、硬度を高める様々な強化パーツが出回っています。
最近の一番人気はOPENCAFE GRAGE様の製品のようですが、純正のゴムと違い硬質な樹脂パーツとのことで、剛の拳より柔の拳嗜好の私にはアンマッチと思い、まずは自作自前DIYでマイルド方向にドア密着度を高めてみる事に。
3
柔よく剛を制す
ドアウェッジDIYの方法としては、ゴムパーツの下になんらかの素材を使いゴムパーツを嵩上げし金属パーツとの密着度を高める手法が主流のようですが、今回は一番お手軽な手法を採用。
ゴム側には手を加えず、ゴムを受けとめる金属パーツ側に柔軟材を貼り付け、ゴムとの密着度を高める作戦です。
ドライバーレンチ不要、道具はハサミ一つのお手軽さが最大の魅力。施工時間は両ドアで15分くらいです。
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金属パーツに貼り付ける異物はハイパープライスパラダイスなお店で購入した耐震ジェルシート。家具の下に貼る代物ゆえ耐久性もそれなりと思われ、何より車体の揺れを吸収してくれるのではと期待。
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ジェルシートだけでは摩擦係数が高過ぎて半ドアになってしまうため、ジェルの上に家具スベール的なシートを貼り付け。セメダイン社製。
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施工後がこちら。ジェルシートが柔軟に変形してくれるので嵩増しの厚みは厳密に計測しなくても良いです。真ん中辺りが凹んでいるのはドアウェッジが密着している証拠。
ドアを閉める際に違和感はなく滑りシートが良い具合。
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もう一工夫でドアストライカーの密着度アップも。ホムセンで買った衝撃吸収ゴムシートを十円玉サイズに切り家具スベールを貼り付けました。
このようにドアウェッジとドアストライカーの2箇所で、車体とドアの密着度を向上させてみました。
結果は・・・
8
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さて肝心の操作性、走り心地については・・・最初は違いが分かりませんでした。若干ハンドルの切り始めがシットリ重くなったような、直進安定性が上がったような、そんな気がしなくもない、プラシーボの域を出ない微妙な変化です。よく聞く応答性向上については分かりませんでした。硬質素材を使えばもっと違いが顕著に現れるのかもしれません。
しかし運転しているうちにある点が改善された事に気づきました。それはコーナー終了時のガクつきの解消です。
右左折が終わり、旋回Gから加速Gを滑らかに繋げようとしても常に違和感がありました。ガクツキというか、綺麗に荷重移動できていない、何か引っ掛かる感じがあったのです。これは前車の時からの課題で、g-bowlのグラフには現れない僅かな違和感でした。
その違和感が、今回のドア密着施工により解消されました。ということは違和感の正体は、旋回Gで外側に引っ張られたドアが旋回終了時に元の位置に戻る、その挙動が違和感として伝わっていたと推察されます。
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違和感はドアのせいだとな
僅か数ミリの隙間が操作感覚に影響する、車の楽しさ奥深さをまた一つ実感する事ができました。
以上、皆様のご参考になれば幸いです。
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